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「しつけって大事よね~」他人の子どものマナーを批判するママ友→「でもさ!」子どもの発言にママ友が言葉を失ったワケ

娘が5歳のころのことです。娘の友だちであるAくんのママは、社交的な方。Aくんが友だちの家に遊びに行ったりする話や、ママも家に友人を招いたりという話を聞くことがよくありました。ただ、Aくんママは子どものマナーに少し厳しい人で、他の子の行動も指摘するようになったのです。そんなある日、Aくんママが言葉を失う出来事がありました。

 

子どものマナーが気になるAくんママ

Aくんママは「あの子、うちに来たとき靴そろえなかったんだよね」など、他の子どものよくない行動を指摘することが度々ありました。ある日、またAくんママが「この間うちに来た子が勝手に冷蔵庫開けてさ~」と話し始め、私を含め数人のママが「そうなんだ~」と相づちを打っていました。

 

続けてAくんママが「うちの子はそんなことしないからびっくり」と言ったときでした。遊んでいたAくんの友だちが来て「でもさ! Aくん、うちに来たとき、油性ペンで壁に落書きしたよ!」とひと言。

 

するとその発言に乗っかるように、ほかの子どもたちが「Aくん、私のおもちゃ壊しちゃった」「〇〇くんちでは、パパの大事な書類ぐちゃぐちゃにしたんでしょ?」と、Aくんの行動を暴露し始めたのです。

 

Aくんの問題行動が暴露される

そう、実はAくんは人の家に行くたび、壊したり落書きしたり困った行動が多い子だったのです。Aくんが家に来たことがあるママたちは「またAくんにやられた」と共通認識があったのですが、確信犯なのか、大人が見ていないときにするうえ、本人は否定するので誰もAくんママに伝えられずにいました。


Aくんママは「え、うそでしょ?」と焦った表情ですが、私たちは「え、あ、うーん……」と曖昧な返事。その日は気まずい雰囲気のまま解散しました。翌日、Aくんママは何をするでもなくいつも通り。私たちはモヤモヤしつつも、これから長く付き合うママ友との関係が壊れずどこかホッとした気持ちもありました。

 

 

それ以来、Aくんママは子どものマナーについて言うことはなくなり、わが家に遊びに来るときはAくんの行動に注意を払うようになりました。子どもたちの暴露をきっかけにAくんママの意識も変わったのかもしれません。私たちも、これからは本音を言い合える関係を築けたらなと思っています。

 

 

著者:山口花/30代女性/2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

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