嫌味を言った相手は、なんと…
2歳の娘といつも通っている支援センターには、3歳の息子さんと通うAさんというママがいます。ただ、Aさんは「その服おさがり? なんか一昔前のデザインだね」「うちの子より大きいのに、まだジャンプできないの?」という感じで、子どものことに関して悪意あるマウントをするママなので、私は苦手意識があります。楽しいはずの支援センターにAさんがいることで、周りの親子も居心地の悪さを感じているようでした。
ある日、娘と支援センターで別のママ友親子と遊んでいたときのことです。初めて見る2歳くらいの男の子とそのママが来て、端で遊び始めました。Aさんのグループは、輪になっておしゃべりに夢中です。
しばらくすると、Aさんの声が聞こえてきます。先ほどの、初めて来たであろう男の子を見て「あれ○○ショップの服だ。先週末のチラシで見たのよ~。400円の服よ? そんな安物着せられて、かわいそ~」と、おとなげない態度をとり始めます。
私とママ友が「またか」と顔を見合わせていたところ、その男の子のママが横から現れて「あんた、大人になってもまだそんなことしてるんだね」と静かにひと言。振り向いたAさんの表情が凍り付き、「せんぱい……」と言ったのが聞こえました。なんと、その男の子のママは、Aさんの学生時代の先輩だったよう。
「あのときは中学生だったからまだしも、もうすぐ30歳だよね。子どもの前で人を馬鹿にするようなこと言って、恥ずかしいと思いなよ」と毅然とした態度で伝え、先輩と呼ばれたママは男の子の手を引いて遊びに戻りました。昔のことまで暴露されてしまい固まるAさん。静かになったAさんに、グループのママたちもいたたまれない様子で、Aさんのグループはその日は解散してしまいました。
それからは、支援センターでAさんに会っても、嫌味を言ったり、マウントを取ったりする姿は見られなくなりました。私と娘も、他のママ友親子と平和に遊んでいます。
子どもは、私たちの想像以上に大人のふるまいを見ていると思います。Aさんの先輩が言ったように、子どもの前でおとなげない発言や行動をするのは、よくないと感じました。私も、子どものお手本になる行動を心がけていきたいと思った出来事です。
著者:外村真由/30代・ライター。破天荒な2歳の娘に毎日ついていくのが精いっぱいのママ。普段激務の夫が早く帰って娘を寝かしつけてくれている間、ゆっくりお風呂に入る時間が何よりの癒し。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!