子どもが行方不明になったのに…
息子の幼稚園では毎年園庭で夏祭りが開催されます。私はこのとき、役員を引き受けていました。役員をするママたちは、仕事の間、子どもを園内のどこかで待たせておくか、ママ友に見守りをお願いする必要があります。
役員の配置が決まった1カ月前、私はいつも子どもたちをいっしょに遊ばせているママ友Aさんに「申し訳ないのだけど、役員の仕事がある時間、息子のことを見てもらえないかな」と依頼しました。Aさんは「全然いいよ! 一緒にお祭りをまわれたらうちの子も喜ぶし!」と快諾してくれたので、交代の時間や待ち合わせ場所などを伝え、当日お願いすることに。
夏祭り当日、役員の仕事は前半と後半の分担制で、私は後半に仕事をすることになっていたので、前半は息子と楽しくヨーヨー釣りをしたり、輪投げをしたりと、夏祭りならではのゲームを楽しみました。
40分ほどでアナウンスが鳴り響き、後半の時間に。私は事前に伝えていた通り、ママ友Aさんに息子をお願いして、役員の仕事につきました。
私の担当は、輪投げ屋さん。子どもたちが投げた輪を拾い集める役目です。園庭にタープは張ってあったものの、隙間からジリジリと日差しが差し込むほどの暑い日。汗をぬぐいながらの仕事はなかなか大変でしたが、子どもたちの笑顔を見ながら楽しく時間を過ごしました。
後半の時間も終わり、息子やAさんたちのところへ。Aさんは自分の息子・Bくんとアイスを食べていました。しかし、そこに私の息子の姿はありません。「見守りありがとう! ところで、うちの子は?」と聞くと、「あれ? どこ行ったんだろう」とひと言。自分の息子とアイスを食べている間に、私の息子を見失ったようです。Aさんは「まぁ幼稚園の中だし、どこかにいるでしょ」とさほど心配する様子もなく、そのままアイスを食べ続けたのです。
たしかに、園の門はすべて施錠されているし、守衛さんもいるので園の外に出る可能性は低いでしょう。しかし、Aさんのお気楽な発言にわが子の安全を軽視されているような気がしてモヤモヤ……。不安と苛立ちが募りましたが、AさんとBくんにアイスを持ったまま息子を探してくれとは言えず、私は「探してくるから、もし息子を見つけたらいっしょにいてあげてくれる?」とAさんに伝え、息子を探します。
ほどなくして、少し離れたところにある屋台で射的をしている息子の姿を発見しました。ほっとして息子のところにかけつけたところ、「暇だからひとりで遊んでたの」と言います。最初はAくんと一緒に遊んでいたものの、途中からはひとりで屋台を回っていたようです。
息子が見つかったあと、Aさんのところへ行くと、Aさんは「ごめんね、息子のことを見ていたら見失っちゃった」と素直に謝ってくれたので、私の気持ちはひとまずおさまりました。
子ども同士は仲がいいのでその後も交流はありますが、その後のAさんとの付き合い方を考え直すきっかけに。今年も夏祭りの役員をすることになりましたが、息子の見守りは他のママ友にお願いしました。
今回は幼稚園の中だったのですぐ解決しましたが、もしも外での出来事だったらと考えるとゾッとします。子どもの見守りは、信頼のおける人にしかお願いできないもの。Aさんは信頼できるよきママ友だと思っていましたが、この一件で印象が変わってしまい、私は息子の安全に関わるようなことはAさんに頼まなくなりました。信頼が崩れるのは一瞬。もし私も子どもの見守りをお願いされたら、責任を持ってやり遂げないといけないなと思った出来事です。
著者:中村あんな/30代・ライター。5歳の長男と2歳の長女を育てるママ。家計を支えるため、ライターの傍らパートも開始。夫は激務のため、子育てはほぼワンオペ状態。常に子どもたちが楽しめるイベントや遊び場を模索中。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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