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「もう話題作にワクワクしなくなった」エンタメ好きの私がアラフォーで直面した気付きとは

かつては音楽、ドラマ、アニメ、マンガなどで「新作」や「話題作」が出るたびに、いち早くチェックして楽しんでいました。けれど近年、まったく新しいものに触れたいと思えなくなってしまったのです。

 

新作を楽しむ気持ちはどこへ?

私の夫は、私よりも10歳年下のためでしょうか、まるで10年前の私のように「新作」や「話題作」について情報を仕入れてきては、私に「おもしろいから一緒に見ようよ」と誘ってくれます。でも、どうしてもその気になれないのです。

 

家事や仕事で疲れていて、見る時間があれば休みたいと思ってしまう気持ちもありますが、それ以上に「おもしろそう! 見たい!」という能動的なワクワクが、自分の中からすっかり消えてしまったようなのです。

 

夫の誘いをかわす日々

最近の私はというと、かつて夢中になった作品をもう一度楽しんだり、そのリメイク版を見たりすることばかり。さすがに「新しい刺激にまったく触れないのはよくないな」と思い、心を激しく揺さぶらない、読後感のやさしい作品を選んで、新作にも少しずつ触れるようにしています。

 

でも、夫が勧めてくれるのはたいてい「この先どうなっちゃうの!?」とハラハラする展開の強い作品ばかり。気力がついていかず、毎回やんわりと断ってしまい、せっかく楽しい時間を共有しようとしてくれる夫に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

 

突然の気付きが訪れて

「どうしてこんなに新しい作品に気持ちが向かないんだろう」と悩みながら過ごす日々。そんなある日、夫と一緒に本や映像作品を扱う大型店へ行ったときのことです。並ぶ「話題作」のPOPを横目に、私は「うーん、あまり惹かれないな」と思っていました。でも、隣でワクワクしながら棚を眺める夫を見ていて、ふと気付いたのです。

 

「もしかして、最近の作品って、私をターゲットに作られていないのかも?」

 

子どものころは絵本を読んでいたけれど、小学生になると児童書に移り、自然と絵本に興味がなくなっていったあの感覚に、どこか似ている気がしたのです。そう思ったら、不思議とすっと納得できました。

 

まとめ

この気付きを夫に話したところ「なるほど、その見方はなかった」とすんなり受け入れてくれ、そこから「作品の猛プッシュ」もなくなりました。

 

とはいえ、まったく新しいものに触れずに殻に閉じこもってしまうのも、少しもったいない気がします。だからこれからは、自分のペースで、自分に合いそうな新作を見つけたときには、積極的に楽しんでみようと思っています。そんな時間が、少しでも脳のアンチエイジングにつながればいいなと考えています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:磯辺みなほ/30代女性。ゲーマー。発達障害持ちの夫と2人暮らし。大変なことも多い中、それ以上にネタと笑顔にあふれる毎日を送っている

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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