2019年3月も後半を迎え、平成も残り1カ月と少しとなりました。この時期は新年度を迎える前に値上げや締め切りが迫っているものがないか確認する時期でもあります。そのなかでも、3月中に対応を検討したほうがいいものもありますので、ご紹介していきます。
1.主な物やサービスの値上げ・値下げ
最近の原材料や輸送費用の高騰等によって、食料品を中心に値上げする物が多くあります。
牛乳、ヨーグルト、乳製品、プリン等
複数のメーカーで1.6%~8.3%程度の値上げとなります。4月1日出荷分から値上げする物がほとんどですが、一部のメーカーでは、4月1日の希望小売価格から値上げとなります。
大容量のペットボトル飲料
一部のメーカーで、1.5リットル・2リットルのペットボトル飲料(清涼飲料水、お茶系飲料、ミネラルウォーター等)のメーカー希望小売価格が20円(6~10%)の値上げとなります。500ミリリットル飲料の値上げは今回予定されていません。5月1日から値上げするメーカーもあり、915ミリリットル・1.2リットルのサイズから対象となるメーカーもあります。
スーパーマーケットやドラックストア・ディスカウントストア等の割引販売しているお店での影響が薄いですが、コンビニエンスストアや自動販売機等定価販売している場所では値上げの影響を大きく受けそうです。
その他の食料品
その他の食料品でも複数の商品・メーカーで値上げが予定されています。食塩、コンソメ等の調味料、チルド麺、生麺等が一部メーカーで4月1日から3~11%値上げとなります。またインスタントラーメン、カップラーメンは6月1日に値上げ予定しているメーカーが多いようです。
そのほか、東京スカイツリーでは4月1日から天望デッキの入場料が変更となり、平日・休日が区分され、日時指定券(web・セブンイレブンでの購入)は値下げ、当日券は値上げとなります。一例として、日時指定券は大人休日2600円が2000円に値下げとなりますが、当日券は2060円が2300円に値上げとなります。平日の価格や幼児、小人、中人の価格、上階の天望回廊やセット券はスカイツリーのホームページ等でご確認ください。
2.消費税増税前の対応
消費税増税は2019年10月1日に予定されていますが、注文住宅の場合で、工事請負契約が2019年3月31日までに完了している場合は建物の引き渡しが2019年10月1日以降でも消費税は8%で手続きができます。
4月1日以降に工事請負契約が完了した場合は、消費税増税前の9月30日までの引き渡しであれば、消費税は8%のままですが、引き渡しが10月1日以降の場合は、消費税が10%となります。
建物の本体価格が2000万円とした場合、増税の前後で40万円の支払いが増えます。そのため、現在注文住宅の手続きを控えている人は、3月31日までに間に合うか確認をしましょう。
3.携帯料金の値下げは今夏以降に
携帯電話料金は見直しの必要性が方々で求められていますが、2019年3月5日の閣議で携帯電話料金を促す電気通信事業法の改正案が決定されました。詳細はこれから国会で審議されますが、通信会社が加入を条件にスマートフォン・携帯電話本体の値引きを原則禁止する一方で、基本料金・通信料金の値下げを求め、長期契約者に配慮した料金体系を目指すようです。国会で法案が通れば、今夏から新しい料金体系になるため、今後ニュースや通信会社のホームページや案内などを確認するようにしましょう。