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突然のかゆみと発疹に周囲が騒然!「帯状疱疹じゃない?」受診した結果、予想外の病気が判明

2024年、自治会の幹事役を任された私は、仕事と母の介護に追われる日々の中で、突然のおなかの異変に見舞われました。あの日の慌ただしさと驚きは、今も記憶に残っています。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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会合中に襲った異常なかゆみと発疹

町内の自治会の幹事役が回ってきたときのこと。仕事と母の介護に追われ、毎日が慌ただしく過ぎていました。そんな中、どうにも気が重い自治会の会合に向かいました。集会所のソファに腰掛け、書類を読み上げていると――

 

「えー……(あれ? なんだかおなかがかゆい。ポリポリ)町内のアンテナ費用につきましては……(ちょっと待って、かゆみが強い! もしかしてダニ? ポリポリ)」

 

会合中ずっとおなかをかきながら、どんどん広がる強いかゆみに戸惑いました。これは普通じゃないと、衣類をまくっておなかを見てみると――

 

「え!? 何これ!」

 

突然の私の声に、役員の方々の視線が一斉に集まりました。私のおなかには赤い発疹が広がっていて、帯状疱疹(体にピリピリとした痛みが走り、その数日後、痛みがある場所に水ぶくれなどを伴う発疹が帯状に現れる病気)ではないかと思うほど。

 

周囲からも「うわ、ヘルペスだよ」「帯状疱疹じゃない?」「大変だよ、それ! 痛くないの? 早く病院に行きな!」と心配の声が飛び交いました。

 

病院で判明した病気の真相

数年前、帯状疱疹で苦しんだ知人のことを思い出し、私も慌てて病院へ。デイサービスのお迎えや母の世話のことが頭をよぎり、気が気ではありません。

 

診察室で医師におなかを見せると、ひと言。

 

「今日、毛虫に触りませんでしたか? 毛虫皮膚炎(毛虫の毒針毛や毒棘が皮膚に付着し、強いかゆみや赤い発疹を引き起こす病気)ですね」

 

「えっ!……毛虫……!?」

 

その瞬間、今朝の光景が頭をよぎりました。大通りを横断しようとする毛虫の大群を見かけ、思わず落ち葉でせっせと路肩に誘導していた私。なんとも間抜けで、脱力してしまいました。

 

 

予想外の出来事がくれたこと

おなかに広がった赤い発疹は、帯状疱疹そっくりでしたが、強いかゆみだけで痛みはありませんでした。「痛みのない帯状疱疹もある」と聞いていたので病院に行ったのは正解だったと思いました。毛虫皮膚炎も、治るまでに時間がかかりました。

 

まとめ

毛虫皮膚炎になったことで、自治会の仕事も少しお休みをいただき、リラックスする時間を作れました。それにより、自分自身の慌ただしさを振り返る良い機会になりました。思いがけないことでしたが、今では少し笑って話せる出来事です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:高田るる/40代女性・パート

イラスト/山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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