キャッチボール中に始まった違和感
私は学生のころ、ソフトボール部に入部していました。ある日、左手にグローブをはめてキャッチボールをしていたとき、少し痛みを感じました。その痛みは日ごとに強くなり、人差し指の関節にしこりのようなものができて、少しずつ大きくなっていきました。
皮膚が破れ、現れた意外な中身
「だいぶ大きくなったな」と思っていたある日、そのしこりが皮膚を押し破るようにして裂けました。痛みはわずかでしたが、驚いたのは血ではなく、ラードのような脂肪分がむにゅっと出てきたことです。
なぜか「これは全部出さなきゃ」と本能的に思い、自分の手で押し出しました。全部出しきった後は、なんとも言えないすっきり感がありました。
その後と振り返って思うこと
その後は絆創膏を貼って自然に治り、今では痛みもなく普通の手に戻っています。あのときは病院に行くという発想がなく、自分で対処してしまいましたが、今思えば少し怖い経験です。幸い事なきを得ましたが、本当は医師に診てもらうべきだったと感じています。
まとめ
当時は不安よりも「出さなきゃ」という衝動が勝っていました。今では、症状が出たら迷わず受診することの大切さを、あの経験が教えてくれたと感じています。
【窪田先生からのアドバイス】
恐らくこのしこりは「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれる良性腫瘍の一種と考えられます。皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂などがたまる病変です。自然に治ることは少なく、放置すると感染して腫れや痛みを伴うことがあります。自己処置は避け、必ず医療機関で診断・適切な処置を受けてください。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:佐藤愛香/40代女性・契約社員
イラスト/おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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