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早朝、突然肩に激痛が走った!腕が上がらず整形外科を受診してわかった意外な病名とは

ある朝、いつものように眠っていた私の肩に、突然これまで経験したことのない激しい痛みが走りました。目覚めた瞬間から始まったこの予想外の出来事が、私の生活を大きく変えることになりました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生
光伸メディカルクリニック院長

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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予兆もなく訪れた激痛の朝

ある早朝、まだ夢の中だった私を突然肩の激痛が襲いました。あまりの痛さに目が覚め、寝返りすら打てず、布団の中でただ耐えるしかありませんでした。横になっているのがつらくて、結局椅子に座ったまま朝を迎えました。

 

左腕はまったく上がらず、少し動かすだけで激痛が走ります。思い当たる原因もなく、とりあえず三角巾で腕をつって整形外科へ行きました。

 

ステロイド注射の痛みで涙

X線検査の結果、石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん/肩の腱に石灰(カルシウム)がたまって炎症を起こし、強い痛みが出る病気)と診断されました。肩に石灰がたまり、それが急激に炎症を起こしたとのこと。

 

先生に「とにかく何でもいいから、この痛みをどうにかしてください」と泣きつくと、ステロイドの注射を打っていただくことに。これがまた、肩の痛みを上回るほどの痛みで、重くて鈍い感触がありました。待合室で痛さのあまり涙が止まりませんでした。

 

後で先生に聞いたところ、病院でも一番太い針を使い、石灰がたまっている部分を狙って注射したそうです。「そりゃ痛いよ」と先生は笑っていましたが、翌日には少し痛みが和らいでいることに驚きました。

 

しかし、その後もしばらくは特に早朝に強い痛み(夜間痛)に悩まされました。処方されたワントラムという薬も、副作用の吐き気やめまいが強く、相談して服用を中止しました。

 

 

体験を通じて得た気付き

石灰沈着性腱板炎は中年の女性に多いそうで、四十肩とはまた違う病気とのこと。原因もよくわかっていないそうで、再発への不安は拭えません。

 

「四十肩かな」と思い込まず、早めに病院に行って本当によかったと感じています。病気について調べたり、ネットで同じ症状の方と情報を共有できたこと、薬についても知識が増えたことは大きな収穫でした。

 

まとめ

年齢を重ねて、無理がきかなくなったなと実感します。服の着脱すらままならず、あの痛みはもう二度と経験したくありません。でも、つらい経験を通じて、自分の体と向き合う大切さや、周囲の人の支えのありがたさにも気付けました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:大森真奈/40代女性・会社員

イラスト/エェコ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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