記事サムネイル画像

校門前で「うちの子乗せて!」習い事へ行くと断ると「じゃあ同じ習い事始める」はぁ?すると小1息子が

今年小学1年生になった7歳の息子。毎週金曜日は息子の習い事がありますが、開始時間の都合で学校に許可を取って近くまで車で迎えに行っています。ある金曜日、家が近所で息子とよく一緒に帰ってくる友だち・Aくんが息子と一緒に待っていて、困った事態が発生します……。

 

非常識ママにあ然としていると…

ある金曜日のことです。小学1年生の息子の習い事のため、いつものように学校の近くまで車で迎えに行くと、息子の隣で手を振る男の子が。家が近所のAくんです。息子が「じゃあ、僕これから習い事があるからまた明日!」と話すとAくんは「いいな! 僕も車で帰りたい。一緒に乗せて」と言いました。習い事があるから一緒に帰れないと断ると、不服そうに帰って行くAくん。

 

その翌週もさらに翌週も同じことがあり「毎週金曜日は習い事があるから一緒に帰れないの」と伝えます。すると、Aくんは「いいよ! 僕も一緒に習い事の所まで行ってあげる。だから一緒に車で帰ろう」と言うではありませんか。私は驚き「おうちの人の許可もないし、寄り道はよくないから」と伝えると、またもや不服そうに帰って行きました。

 

 

翌週の金曜日のことです。この日もいつものように学校まで車で迎えに行くと、そこには息子とAくんだけでなく、なぜかAくんママもいました。するとAくんが駆け寄ってきて私に「ママが、車に乗ってもいいって!」と言います。続けてAくんママが「こんにちは。今日たまたま私の用事が終わる時間とAの下校時間が重なったんです。いつもAが一緒に車で帰りたいのに、乗せてもらえなかったって言っています。おうちの人の許可がないとだめって言われるって。うちは全然大丈夫ですので、ぜひ一緒に乗せてください!」と言うのです。

 

突然のことに驚きつつも「いえ、習い事によそのお子さんを連れていくわけにはいかないので」ときっぱりお断りした私。すると、「じゃあ、息子さんと一緒の習い事をしたらいいですか?」とAくんママが言いました。この発言に言葉を失い、非常識すぎるAくんママにめまいがしそうな私。

 

 

習い事の時間が迫り焦っていると、思わぬ助っ人が登場しました。「じゃあ、もし事故が起きたら、Aくんママが僕のママの代わりに逮捕されてくれますか?」と言う声の主は、まさかの息子でした。私がいつも、「お友だちを車に乗せているときに、万が一事故を起こしてお友だちがけがとかしてしまったら、運転手のママが責任をとらないといけないんだ」と話していたのを覚えていたのでしょう。それを聞いたAくんママは何も言えず「そんな、逮捕なんて……。そうよね、責任押し付けたらだめよね」と言ってやっと納得し、Aくんを連れて帰りました。

 

息子からの思わぬ助け舟に感謝し「ありがとう。ママがいつも話していたこと覚えてくれていてうれしかったよ」と伝えた私。すると息子は「ママに家まで送ってって言うのも変だけど、習い事まで一緒に行くって言うのはもっと変だよね!」と笑っていました。それ以来、Aくんが一緒に車に乗りたがることはありません。

 

わが家の車に乗るためにわざわざ習い事を一緒にしようとするとは、なんともびっくりな発言でしたが、息子のひと言で間違いにすぐ気づいてもらえたのは幸いでした。それ以降、息子にも、自分勝手に無理なお願いをしないように伝えました。また、自分も改めて気をつけようと思えた出来事です。
 

著者:立川りか/30代・ライター。7歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP