ママ友の発言がきっかけで
娘はお友だちの家に行っても、ぬいぐるみとばかり遊んでいました。すると、1人のママが「女の子ってやっぱりおままごとが大好きだよね。男の子とは違うよね。いつまで(息子たちと)遊んでくれるかね」と言ったのです。
これからは一緒には遊べないね、と男女で線引きされた気がして、その日から積極的には自分から遊びのお誘いはしないようになりました。
誘われない日々が続き…
数週間後、娘が突然「みんなと一緒にプールに入りたい」と言いました。最初は娘の意図することが理解できなかったのですが、娘がみんなと遊びたいと言うので男の子のママに遊びのお誘いをしました。すると断りの返信が戻ってきて……、娘の発言の意味がわかったのです。
なんと、男の子3人は水泳教室に通い始めたとのこと。「おたくは女の子でしょ。女の子はバレエとかをするのかなと思って誘いませんでした」とのこと。あからさまに線引きされていると思い、そこから会わない日が増えました。その後、私たちは引っ越し、それ以来疎遠に。
子どもの物心がついてからの友だち付き合いは、本当に複雑で難しいなと痛感。保育園で赤ちゃんのころから一緒に遊んでいたのに、年齢が上がるにつれて女の子というだけで仲間外れのような形になり……。水泳教室のお誘いもなかったのは、少しショックでした。
子どもたちは成長とともに互いに男女を意識するようようになるのかもしれませんが、今はそのような様子も見られませんし、楽しく気兼ねなく遊べるといいなと思っています。そして私自身、男の子だから、女だからと線引きをしてしまわないよう気を付けようと思った出来事でした。今のママ友たちとは適度な距離を保ちつつ、子ども同士の関係を見守っていこうと思います。
著者:伊東理恵子/女性・主婦。4歳の娘と夫との3人暮らし。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
イラスト:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています