動物園で木陰のベンチに座ろうとしたら…
突然「すみません!」と大きな声が聞こえました。振り返ると、ベビーカーを押した若い女性が少し離れた場所に立っています。「そちらのベンチ、うちの子が寝ちゃったので使いたいんですけど、移動してもらえない?」と、信じられない言葉が続きました。
周りには、まだ日陰になっている空いたベンチがいくつもあります。唖然としながらも、「あちらも空いていますよ」と冷静に伝えました。ところがその母親は納得せず、「でも、あっちの日当たりはイヤなんです!そこの木陰がいいんです!」と怒った様子で譲りません。
しまいにはベビーカーの中で眠る子どもを指さし、「かわいそうでしょ!」と半ば強引に訴えかけてきました。娘はそのやり取りを不思議そうに見つめています。
結局、言い争うのも疲れてしまい、私たちは別のベンチへ移動しました。相手の女性からお礼の言葉はなく……。自分の子どもを大切に思うのは当然ですが、それが他人への配慮を欠く理由にはなりません。公共の場では、誰もが気持ちよく過ごせるように、譲り合いの精神を持つことの大切さを改めて痛感しました。
◇ ◇ ◇
自分の子を大切に思う気持ちはわかりますが、それが周囲に迷惑をかける行動になっていないか、気をつけたいところ。公共の場では、みんなが気持ちよく過ごせるよう心がけたいですね。
著者:加藤うみ/30代 女性・会社員。3歳の娘を育てる母。動物園ではカワウソが好き。
イラスト:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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