婚活うまくいかず…意を決してマッチング登録
友人は、同級生の結婚・出産報告を聞くたび、劣等感にさいなまれていたそうです。焦りから親しい友人や職場の人に男性を紹介してもらったことも。メッセージのやりとりでは盛り上がっても、相手を目の前にすると変に緊張してしまい、なかなかその先につながりませんでした。
あるとき、知人がマッチングサービスを提案。友人は、紹介されてもうまくいかないのに、マッチングサービスは無謀ではないかと思いながらも、「早く結婚したい」という気持ちが勝り、意を決して登録。すると、次々に男性から「いいね」が届き、友人はうれしくなったそう。「いいね」してくれた男性の中から後の夫となるAを見つけました。4歳年上で、趣味が合いそうだったのでマッチングし、一度会うことにしたのです。
Aは、写真よりもさわやかで、友人は一目ぼれ。カフェでお茶をしながら、これまで紹介された男性よりスムーズに話せる自分に気付いたそう。Aも友人に好意を持ったようで、何度かデートを重ね、結婚を視野に交際がスタートしました。
相手の嫌な部分が見え隠れ…でも我慢して結婚
しかし、交際するとAは自慢話が多く、人に厳しく自分に甘い人。また、「そんなことも知らないの」「だから彼氏できなかったんだ」「料理下手くそすぎるよ」などと、何かにつけ友人をバカにします。Aの態度が気になったものの、友人は結婚したいので我慢しました。
後日、結婚前にAの両親と顔合わせ。「結婚するなんてお母さん寂しい」「いつでも遊びにおいでよ」など、Aと母親は親離れ子離れができていないようでした。家族しかわからない話題ばかりで、友人には疎外感も。が、ここでも我慢して、晴れて35歳でAと結婚したのです。
結婚から約1カ月後のある日の夕方、アポなしで義母が訪問。「夜ごはんはみんなで食べたいから、何か作って」と急に言うので、友人は焦ったそう。なんとか一汁三菜作り終えると、義母は「見た目はまあまあ。いただきます」とひと口。「なんか塩っ気が強いわね」と顔をしかめます。Aも「そうなんだよ。いつも味がイマイチだから母さんの手料理が恋しいよ」と言うのです。
「同居して鍛えてあげる」義母の言葉にぼうぜん
さらに義母は「まともに料理もできないのは、夫の体調管理ができないのと一緒。そうだ、同居すれば私が料理の基本から教えるし、息子も私のごはんを食べられるから一石二鳥じゃない」と言いだしたのです。
「ど、同居?」と友人は驚きます。「同居がイヤなの? 前から思ってたけど、あなたって、さえないのよね」と義母が言えば、Aも「女としての魅力ないし、母さんにゼロからたたき込んでもらいなよ」と同調。友人はいたたまれなくなり、「たしかに料理は下手だけど、人格まで否定されるんですね。親子そろって人をバカにして楽しいですか? 今までAさんの小言を我慢してたけど、こんな生活つらいです」と言ったそう。
すると、夫が「じゃあ、離婚しようぜ。正直、飯も微妙だし、お前と一緒にいても全然楽しくない」と吐き捨てると、義母も「そうね。無理なら別れたほうがいいわ」とうなずくので、友人は泣いて家を飛び出したそうです。
まとめ
結局、友人が数時間後に帰宅すると、Aから離婚の話が出ました。友人は、「もうこの人と一緒にいても幸せになれない」と承諾。その後に離婚が成立し、約3カ月の結婚生活が終わりました。相手の態度に違和感があったにもかかわらず、焦りから我慢して結婚してしまったことを友人は後悔しています。
もちろん、100%完璧な人などいませんが、思いやりのない相手と結婚生活を続け、心を病んでしまうより、傷が浅いうちに離婚したことは間違いではなかったでしょう。今後、友人が幸せに暮らしてくれることを願うばかりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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