下着好きのアラフィフが唯一試したことのない色が…
10代のころは、量販店の下着を何も考えずに着けていた私。20代で初めて訪れた下着専門店で、すっかり下着の魅力に取りつかれました。フィッターさんに計ってもらって体に合う下着を着ければ、ボディラインが変わることに感激し、きれいなレースやカラーリングなどにも魅了されました。アウターより下着にお金をかけるほどで、「勝負下着」という概念がないほど、いつでもお気に入りの下着を身に着けていました。
引き出しには色とりどりの下着を並べていますが、実は唯一私が手を出したことのない色がありました。それは「黒」。私にとって下着は実用品ではなく、自分のテンションを上げるアイテムだったため、黒の下着を選びたいと思ったことが一度もなかったのです。また、風水的に黒の下着は、場面によっては運気を下げるとも言われており、ずっと黒い下着とは無縁でした。
とあるSNSがきっかけで黒レースの魅力を知る
そのままアラフィフになった私の目に、とある下着メーカーのSNSが飛び込んできました。そこには「ブラックレースフェア」という文字が。「夏こそ黒い下着を楽しんでもらいたい」というコンセプトのもとに、普段はなかなか手が出ない高級レースの下着が、黒のみ3割引になっていたのです。
「夏こそ黒」の意味が最初はわからなかったのですが、メーカーの説明によると「透けても気になりにくい」なのだそう。私にとっては目からうろこでした。自分だけのおしゃれである下着が透けるなんて私にはあり得ないことで、でも考えてみれば今はシアーなトップスがトレンド。「透けても気にならない黒い下着」を試してみたいという気持ちが、人生で初めて湧き上がりました。3割引というお値段にも背中を押され、思い切って人生初めての黒下着を1セット購入しました。
アラフィフにして黒い下着を楽しめるように
その結果は、ブランドが打ち出していたコンセプト通りでした。透け感のあるリネンのTシャツや、襟ぐりが広く肩ひもが見えるのが気になっていたサマーニットなども、黒い下着だと気にせず着ることができます。私にとって下着は「見えてはいけないもの」だったので、「見えても気にならないものを選ぶ」という感覚がなく、「夏こそ黒」とはそういう意味だったのか!と納得しました。
それまで頑なに手を出さなかった黒下着の魅力にすっかり取りつかれ、フェア中にもう1セット買い足すほどに。どちらも色は黒1色ですがレースやデザインの違いを楽しみつつ、「見えても気にならない下着」を選ぶことで、夏のおしゃれの幅が広がったと実感しています。
まとめ
四半世紀も下着好きを自負してきた自分も、まだ先入観はあったのだなと感じるきっかけになった「黒い下着」。これをきっかけに、「ブラジャーは絶対にワイヤー派」だったのが、ノンワイヤーも試してみようかななどと下着選びがさらに柔軟になりました。アラフィフになると好みが固定しがちですが、自由な気持ちで未知のアイテムも経験し、良いと思ったものを取り入れていくのは楽しいなと久々に感じています。私にとってはたかが下着、されど下着です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:ナカムラ アキノ/40代女性。40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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