フジコさんの義母はクセが強めでイラッとすることも多いけれど、心底憎むことはできないと言います。とはいえ、一緒に住むのは話が別。義両親から同居の話が出たら、夫がやんわりと断る手はずだったのですが……。
夫以上の人を受け入れるのは無理…
引っ越し翌日、夫の実家を訪ねたフジコさん夫婦。
到着するなり「ちょうどいいところに来た」と義母から冬用のスリッパを片付けてと頼まれます。「棚の上のかごに入れて奥へ押し込んどいて」。
ですがフジコさんが「あんな奥に入れたら取り出すの大変じゃないですか」と確認すると、「フジコさんが取り出してくれたらいいじゃない」と。
は?
とりあえず聞かなかったことにしたフジコさんは、お茶にしようと提案。
義母から「水を出して」と言われ、用意すると「そのコップは嫌なんだけど……」
さらに「ちょん、ってしてくれる?」と謎の指示。
ちょんってなんやねん! と思いつつフジコさんが思う「ちょん」をやると「おもしろいわね」と義母に笑われてしまいます。
「コップを布巾の上にちょんって置いて、水滴を取って欲しいのよ、なんでわからないの?」と言われても、「あ〜、そういうことでしたか」と笑顔で対応するフジコさん。ですが、心の中では「自分できるやろ!」と適切なツッコミを。
義母から「フジコさん、同居しない? 楽しいわよ、きっと」と恐れていたセリフが飛びだすと、急いで夫を呼びつけます。同居の話が出たら、フジ夫さんがやんわり断る手はずになっていたのです。
なのに「僕は、フジコちゃんが一緒なら同居してもいい」と言いそうになる夫。言い切る前に制し、義実家を後にしたフジコさん。
本当に同居が必要な状況になったら致し方ないけど、今の時点では私が壊れる。
自分の身は自分で守らなければ……と決意したフジコさんなのでした。
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同居の話が出たら断る役だったのに、「同居してもいい」と言いだしそうになるフジ夫さん。フジコさんが「フジ夫に輪をかけたような人を、もう1人受け入れる器は持ち合わせていない」と思うのも無理はないですよね。どんなときも、フジコさんのように自分の身は自分で守っていきたいものです。
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