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出産後に生理が再開⇒しかし母は「病院行きな!ニ度と産めなくなるよ!」え…?診断は母の直感通りで…

私は学生時代から生理痛がひどく、母もそれを知っていて、いつも痛み止めを常備してくれていました。やがて私は第1子を出産。子どもを産んだら生理痛が軽くなるという話を聞いていたので期待していましたが、それほどの変化はなく、落ち込んでいました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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産後の生理再開を母に伝えると…

出産から1年ほどして生理が再開。母から「最近は大丈夫?」と連絡が来たので、生理が再開したこと、経血の量が増えたこと、痛みの感じ方が少し変わってきたことを話しました。

 

私はとくに問題に感じていなかったのですが、母は「それ、子宮内膜症じゃない?」と言います。「妊娠したときも病院でそんなことは言われなかったし、違うでしょ」と答えると、「私もそうだったから! 病院行きなさい! 二度と産めなくなるかもよ!」と強く言われたのです。

 

 

母は妊娠出産を無事に終えたあと、生理がきても痛みを我慢し病院に行かなかったそう。結局その後、子宮内膜症だとわかり、その後の妊娠は叶わなかったそうです。私は早期発見できたので、本当に母に感謝しています。無事に2人目も妊娠出産することができました。

 

母の直感を無視せず、病院へ行ってよかったです。人生の先輩の話はしっかり聞いた方がいいと感じた出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

お母様のおかけで早期発見ができ、無事に第2子を授かれたようで本当によかったです。

 

このママさんが聞いたように、出産後に生理痛が軽くなることがあります。これは、出産前は狭かった子宮の出口が、出産したことにより広くなり、経血を外に出しやすくなるためです。

 

しかし、逆に妊娠前よりも生理痛が重くなった場合は、子宮内膜症の疑いがあるため注意が必要です。

 

子宮内膜症は、月経で剥がれ落ちるはずの子宮の内膜組織が、何らかの原因で子宮の内側以外の場所に入り込み、発育してしまう病気です。20~30代の女性が発症することが多く、ピークは30~40歳とも言われています。

 

日常生活に支障をきたすほど重い生理痛(月経困難症)は、子宮内膜症の9割の患者さんにみられます。ひどい生理痛や不規則な出血、慢性的な腰痛や下腹部痛などの症状が現れ、月経を重ねるごとに悪化していきます。早期発見と早期治療が大切で、進行すると不妊の原因になることもあります。

 

生理痛がひどい、量が多いなどの症状がある場合は、我慢せずに婦人科を受診しましょう。このママさんのように出産後に症状が変化することもあるので、定期的な健診を心がけることが大切です。

 

著者:久保田 モカ/30代女性・パート

2人の子どもを育てる母。韓国カルチャーが好き。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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