2人目を妊娠したことを友人にLINEした結果
長男の妊娠中、15年ほど前の出来事です。私の周りにはまだ子どもがいない友人が多かったのですが、そんな中で私は2人目を授かりました。高校時代からの大切な友人にLINEで報告することに。普段から連絡を取り合っていた大切な友人でしたし、いずれ妊娠の事実がわかることを考え、きちんと伝えた方が誠実だと思ったのです。
しかし、いつもはすぐに返信をくれるのに、そのときはなかなか返事が来ませんでした。
1週間ほど経って「何かあったのかな?」と心配になり、私からもう一度LINEを送ってみました。すると、彼女から返ってきたのは予想もしない言葉でした。
「嫌味言いたいの? 母親に一番向いてないあんたになんで子どもが2人もできるわけ?」
そのメッセージを見た瞬間、ショックで言葉を失いました。まさか、そんな風に思われていたなんて……。これまでの友情はなんだったんだろう、という悲しみと、何も言えなかった自分への情けなさがこみ上げてきました。
結局、私は何も返信することができず、彼女とのLINEをブロックし、削除しました。今思えば、彼女に子どもがいないことを知っていながら、配慮が足りなかったのかもしれません。でも、友人なら喜んでくれるだろうという私の勝手な思い込みが、打ち砕かれた瞬間でした。
この出来事以来、誰かに気持ちを共有したいと思っても、軽々しくLINEで伝えるのはやめようと思うようになりました。顔が見えない文章だからこそ、相手の心ない言葉が深く突き刺さり、立ち直るまでに時間がかかったからです。
あのときは、ただただ「どうして?」という悲しさと怒りでいっぱいでした。でも、15年経った今になって、ふと考えることがあります。
もしかしたら、彼女に子どもがいないと知っていながら、私の喜びを一方的に押し付けてしまったのかもしれないと。
もちろん、妊娠や子育ての喜びを分かち合いたかった気持ちがあったから連絡をしたのですが、その方法が間違っていたのかもしれません。この出来事は、私にとって、傷ついた経験ではあったけれど、相手の気持ちもきちんと考えなくてはいけないと気づかせてくれたように思います。
著者:勝山恵美/40代女性/19歳の娘、14歳の息子の母。趣味は映画鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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