子どもの危機管理意識が低いかつやさんは、息子と2人きりで留守番中、ゆうき君がビー玉転がしのおもちゃで遊んでいるにも関わらず、スマホに夢中になり、ゆうき君がビー玉を誤飲しかける事件が起こります。もえさんは、かつやさんに誤飲の危険性を伝えるも「大げさすぎ」と軽く受け流され、夫婦げんかに発展しそうになります。
そして迎えた、もえさんの職場復帰後、初めての水曜日。出勤前、もえさんは夫に帰宅後の流れを伝え、「お風呂では絶対に目を離さないで」と念押しします。
しかしかつやさんはお風呂の最中にスマホの通知に気づき、お風呂にゆうき君をひとり残したまま、その場を離れてしまいます。
※赤ちゃんや幼児がうつぶせに転ぶと、2~3センチの水深でも溺れる危険性があるので、目を離さないように注意が必要です。
その後も夕飯の支度中、目を離した隙にゆうき君が加熱式たばこを口に入れている姿を目撃し、かつやさんは大慌て! ゆうき君に怒鳴り、頭を叩いて泣かせてしまいます。
そこにママが帰宅して……!?
息子を危険にさらした自覚がない父親
家の惨状にもえさんが戸惑っていると、ゆうき君が「パパがぶった」と話します。驚いて事情を聞くと、かつやさんの不注意が原因だと判明。
しかしかつやさんは「男なんだから少しくらい叩かれたほうがいい」「俺はいつも親父に殴られてた」と言い、ゆうき君に謝るそぶりもありません。
もえさんは、反省の色が見えないかつやさんにいら立ち、「父親の自覚がないんじゃないの!?」と厳しい言葉をかけ、夫婦げんかになってしまうのでした。
▼「自分はこうだった」「父親にはこう育てられた」と自分の経験が間違いないと言わんばかりのかつやさん。確かにかつやさんが子どものときはそういう子育ての方法があったのかもしれませんが、今と昔では考え方も価値観も違います。何より、子どもへの危機意識が低いことへの無自覚が、一番厄介ですね。
かつやさんには、自分が子ども時代の育児にこだわらず、息子さんに目を向けてほしいですね。そして、心配するもえさんの意見にも少しは耳を傾けるようにしてほしいです。
また、どのようなときでも、叩いて子どもしつけることはいい影響を与えません。程度に関係なく、体罰を受けて育った子どもは同じように暴力で何かを解決しようとしたり、親に対する深い憎しみの念を抱いたまま育つことがあります。
※誤飲について:家の中には乳幼児が誤って飲んだり食べたりするかもしれない、危険な物がたくさんあります。直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)の物は赤ちゃんが誤飲・窒息するおそれがあります。赤ちゃんや小さなお子さんの手の届くところに置かないようにしましょう。おもちゃで遊ぶ際は誤飲等に注意し、そばで見守るようにしましょう。
※体罰について:体罰は許されない行為であり、親以外の監護・教育をする権利を持たない者を含む全ての人について、体罰は許されません。ただし、罰を与えることを目的としない、子どもを保護するための行為や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為等は、体罰には該当しません。子どもへの体罰は根本的な解決にはならず、むしろ子どもに暴力的な言動のモデルを示すことになります。体罰等が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、体罰等が繰り返されると、心身に様々な悪影響が生じる可能性があります。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
どっちかやってても育児対応できるならまだしもクズ対応しかできない。
こんなパートナーいらん。
危険にさらした自覚もない上に、虐待も正しい教育だと思ってるあたり救いがない。
てか、夫婦喧嘩を見せるのも心理的虐待になるのですが…