しかし、かつやさんは息子と2人きりで留守番中、ゆうき君がビー玉転がしのおもちゃで遊んでいるにも関わらず、スマホに夢中になり、ゆうき君がビー玉を誤飲しかける事件が勃発。もえさんは、かつやさんに誤飲の危険性を伝えるも「大げさすぎ」と軽く受け流され、夫婦喧嘩に発展しそうになります。
そして迎えた、もえさんの職場復帰後、初めての水曜日。
出勤前、もえさんは夫に帰宅後の流れを伝え、「お風呂では絶対に目を離さないで」と念押しします。
ところが、その日の夕方、もえさんのお願いを忘れ、お風呂にゆうき君をひとり残したままその場を離れてしまったかつやさん。さらに、夕飯の支度中、目を離した隙にゆうき君が加熱式たばこのケースを口に入れている姿を目撃し、大慌てします。「ばかやろー!」と叱って、軽く頭をたたくと、ゆうき君は大泣き!
ちょうど帰宅したもえさんは、かつやさんの不用意さや子どもに手をあげたことが許せず、ついに、夫婦喧嘩に発展! すると、インターホンが鳴って……!?
ママとパパ、それぞれの思い…
突然鳴ったインターホンにより、気持ちが少し落ち着いたもえさんとかつやさん。もえさんは改めて、「良いことも、悪いことも、危険なことも、一つずつゆっくり教えていくのが親の責任なの」「私の言うこと、1つも理解できない?」と自分の気持ちをかつやさんに伝えます。
しかし、かつやさんは「俺が全部悪いのね」「やることなすこと、文句ばっか! もうめんどくせぇ」と言い、もえさんの気持ちは理解してくれていない様子です。
その態度に、気落ちしたもえさんは「わかった。あとは私がやるから……」と静かに言うのでした。
▼冷静に話し合おうとしても、相手が最初からけんか腰では、うまくいくはずがありません。さらに、怒りに任せてきつい言葉を投げかけられてしまえば、「これ以上話し合いは無理だ」と思われても仕方ないでしょう。
もえさんの主張ははたから見れば「正論」。しかし、かつやさんにとっては過保護で理解しがたい育児論のよう。かつやさんには、息子のためにももえさんのためにも、まずは相手への理解や思いやりが必要でしょう。そして、もう少し自分の感情をコントロールできるようになってほしいものですね。
神谷もちさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。