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「仏壇はこれがいい!」父亡き後、終活を始めた母の仏壇事情【体験談】

2025年に入って、インフルエンザ肺炎で父が亡くなりました。父と母は私が小学生のころに離婚。ただ、父方との親戚付き合いもあり、何かあれば連絡を取り合う仲ではありました。父が亡くなってから、母はいつ自分が死んでもいいようにと終活を始めたのですが、突然「仏壇を替えたい」と言いだしたのです。

 

父の死

2025年のある日、「父が救急車で病院へ運ばれた」と兄から連絡があり、父はそのまま入院。そして、そのまま1週間ほどで他界しました。もともと持病があった父は、インフルエンザ肺炎が原因で亡くなりました。

 

家族葬で葬儀をしましたが、母は「私は離婚しているから」と葬儀には参列せず。それでも、葬儀をしている私たちのためにたくさんおにぎりを作って持たせてくれるなど、母なりの弔いをしてくれたのでした。父の遺骨は祖父と一緒に納骨堂へ入れることになり、無事葬儀を終えることができました。

 

母の終活

そして、父の死をきっかけに母は「自分にいつ何が起きてもいいように」と終活を始めたのです。まずは、保険の名義人の確認、通帳の1本化、家の片付け、不用品の整理。母は、「あなたたちに迷惑をかけないようにしとかないとね」と言っていました。

 

3人兄妹の私は兄が2人の末っ子ですが、娘が1人なので母とはよく話をします。そんなある日、「仏壇を替えたいと思うんだけど、どうしたらいいかな?」と相談を受けました。もともと小さめで、黒のオーソドックスな仏壇を持っていましたがそれを処分し、シンプルにしたいと言うのです。

 

 

自分も入るなら

私もどうしていいかよくわからなかったので、まずは仏具屋さんに行ってみようと母を連れて行きました。すると、気に入った仏壇があり「これに決めた!」と、白を基調としたおしゃれなデザインの仏壇を買うことにしたのです。

 

そして、知り合いのお寺にお願いし、きちんとお経をあげてもらいました。以前の黒い仏壇は仏具屋さんが引き取ってくれ、新しい仏壇への入仏も無事に終えました。ちょうど祖母の七回忌もあり、明るくなった仏壇で法要ができ、「私も入るならこんな明るい仏壇がいい」と満足できたようです。

 

まとめ

まさか仏壇を処分して、買い直すとは思ってもいませんでした。ですが、明るい仏壇にすることで、母が満足し、また、引き継ぐ子どもたちのために今できることをしておいてくれているんだと感じました。まだまだ、母には元気でいてほしいと思いますが、私も子どもたちに私に何かあったときのことを伝えておこうと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:松田みさと/40代女性。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)

 

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