汗臭・生乾き臭・加齢臭…部屋に悪臭充満!
結婚2年目で夫婦不仲の友人夫婦は、家庭内別居中。基本的に夫は、リビング横のクーラーのない自室にこもりきりです。換気をほとんどしない部屋で食事をするため、食べ物と汗の臭いなどが混じり、部屋は嫌なにおいが充満。少しでも夫の部屋のドアが開くと、においがリビングに漂ってくるため、夫と離婚したい一心の友人は「うわ、臭すぎ! 本当やだ」と、毎回イライラしていました。
家事も別々のため、夫は自分で洗濯するものの、洗い方や浴室乾燥の時間に問題があるのか、なぜか夫の服だけ生乾き臭がするそう。さらに、夫は年齢のせいかミドル加齢臭も気になるようになり、夫が使った後の洗面所やトイレに入るのは、吐き気がして正直地獄……。そのため、いつもリビングは空気清浄機を稼働し、消臭スプレーも至るところに置いていたそうです。
「どうせ離婚するし、全部伝えてしまえ!」と、夫のにおいにやけくそになった友人は、ついに「あなたの服は生乾き臭がする。そして加齢臭も気になるから体臭にも気を配ったほうがいい」とメール。しかし、夫からは「俺が嫌いだからってうざすぎ」と返信が。友人は、「やっぱりにおいの問題ってデリケートだし、ダイレクトに言い過ぎたかな」と反省しつつ、当事者意識のない夫に対し、さらに嫌悪感が強くなったのです。
久々に再会した親友が「うわ、くっっさ!」
数日後、夫から「今日、俺の親友が帰省してきて、家に遊びに来る。A(友人)にもちょっと会いたいみたい」とメールが来たのです。友人は、こっちの都合も考えない夫に腹を立てつつ、「わかった」と返答。「あの人は、あのにおいのままで会うんだ。親友も臭すぎてびっくりするだろうな」と思いながら片付けていると、数時間後、親友が訪ねてきました。
夫は、約3年ぶりの親友との再会にうれしそうでした。「さぁ、入れよ」と、夫が自室を開けた瞬間、「うわ、くっっさ!」と鼻を覆う親友。それと同時に、リビングに悪臭が漂い、友人もすかさず鼻を覆います。
「え、どうした?」と、親友の行動に驚く夫。「え、お前正気? お前の部屋、まじ臭いよ。生乾き臭とか汗とかいろいろ混ざって何ともいえない悪臭。鼻が悪いのかよ」と、ズバズバ言う親友に夫はあぜんとし、友人もびっくり。夫は「え、俺、臭いかな。全然わかんない」と自分を嗅ぎ始めます。
一歩間違えばスメハラ!ズバっと指摘される
「親友だから言うけど、お前もっとにおいに気を配るべき。誰にも言われないか?」と、夫を問い詰めます。夫は「この前、Aにも言われた。でも、俺たちもう離婚するし、当てつけかと思った」と言うのです。
「離婚するにしろ、奥さんが指摘したなら改善しろよ。職場にだってお前の生乾きの服でつらい思いをする人がいるかもしれないだろ。一歩間違えば、スメハラ(スメルハラスメント)だぞ。このままだと、お前からみんな離れていくぞ」と、さらに一喝。
臭いを指摘され「みんなして臭い臭いって。じゃあ、どうすればいいんだよ」と、怒る夫。すると、親友は「怒るな! 調べればある程度は改善できるだろ」となだめます。親友は、夫の横に座り、スマホで対策法を一緒に調べ始めたそうです。
まとめ
親友がズバっと指摘したことで、夫は改心したのかにおいに気を配るようになり、これまで夫から漂っていた悪臭も気にならなくなったと言います。そして、夫から友人に「今までにおいに無頓着でごめん」と、メールが来たため、友人は「私ももっと伝え方あったよね。ごめん」と返信したそうです。
清潔を保つのは身だしなみの1つですが、においはデリケートな問題のため、相手との関係性や伝え方でも大きく変わるでしょう。しかし、においによって、人間関係が悪化することも。友人の体験から、家族が同じようににおい問題に直面したとき、どう向き合っていくのがベストなのか、考えさせられた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
イラスト/おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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