お菓子を持ち寄りママ会をしたら→ママ友の仰天行動にモヤッ!
長男が生後6カ月になったころ、子育て支援センターで出会ったママ友の話です。年齢の近いママと仲良くなり、お互いの家を行き来する仲になりました。そのママ友から繋がり、他のママたちとも仲良くなり、みんなで遊ぶことも多くなりました。
ある日、みんなでわが家に集まることになりました。それぞれが持ってきてくれたお菓子などの手土産をみんなで分けて食べて、食べきれなかった分は「お邪魔しちゃったから食べてー! 」と、ママ友たちは残りを置いていってくれようとしたのですが……。
なんと、はじめに仲良くなったママ友が私たちの目を盗み、他のママ友たちが置いていこうとしてくれたお菓子をすべて持ち帰ったのです。さらに、そのママ友の家で遊んだときは、みんなが持ち寄ったお菓子をあけず「みんなおなかいっぱいでしょ? 」と言って、下げられてしまいました……。
このようなことが何度も続いたので、子どもの人数分を小分けにして、直接子どもたちに配るように。お菓子を持ち帰ったり、出してくれなかったりすることにモヤモヤはしましたが、他のママたちもみんな違和感があったようで、自然とそのママ友の家では集まらなくなり、徐々にみんな距離を取るようになりました。
学生のころからの友人とは違い、育った環境も価値観も違うママ友との付き合いは、難しいなと思った出来事でした。価値観の合わない人とは深く付き合いすぎず、嫌なことはうまくかわして、トラブルを避けて平和に過ごしたいと思います。
著者:高橋 早苗/30代・女性・保育士。子ども3人を育てる母。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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せっかく仲良くなれたママ友でも、軽い付き合いなら気にならなくても、深いお付き合いとなるとお互いの価値観がとても大切になってきますよね。やはり、似たような価値観を持つママ友となら、ストレスを感じにくく、長く心地よい関係を続けられるのかもしれませんね。
続いてご紹介するのは、こだわりが強いママ友とのエピソードです。食べ物への強いこだわりを持つママ友とカフェに行ったら……!?
こだわりの強いママ友→カフェでの空気を読まない発言にドン引き……
娘が年中のときのことです。ある日、ママ友3人と幼稚園のお迎えの前にカフェへ行くことに。それぞれ好きなものを頼みますが、Aさんは「オーガニックのものはありますか? 」と店員さんに尋ねました。幼稚園で同じクラスになったママ友のAさんは、無添加に強いこだわりを持っているらしく、食品や調味料はもちろん、洗剤や柔軟剤などあらゆる物に対して、徹底的に無添加素材にこだわっているようです。
カフェではオーガニックのものを取り扱っていないことを知ると、「じゃあ私はいらないです」と何も注文をしません。「おひとり様何かひとつ注文をしていただかないといけないんです……」と店員さんが困った顔でお願いすると、「私、添加物の入ったものは受けつけないので。別のお店がよかったな~」となんとも非常識な発言をし、周りのママたちも私もドン引き。本人は悪気がないのか、平然としています。店員さんは注文をもらうのを諦め、Aさんは結局何も頼みませんでした。
Bさんが空気を変えようと「Aさん、そんなに無添加にこだわらなくてもいいんじゃない? お子さんもここのケーキは食べるでしょ~! おいしいし、今度連れてきてあげたら?」と明るく話しかけてくれました。しかし「そんな添加物だらけの物、食べさせたことないわ~。子どもにとって毒よ! 」と言い放ちました。すると頭にきたのか別のママCさんが「無添加にこだわるのはAさんの自由だけど、周りに迷惑をかけるのは違うんじゃない? 無添加のものが置いてあるお店に行こうって初めに言ってくれたらよかったのに」と言います。するとAさんは、「迷惑をかけたのなら、ごめんなさい。私もう帰ります」と怒って席を立ったのでした。Aさんの自分勝手な発言に、私たちは呆れるばかり。結局Aさんが帰ったあとも、お茶会は空気が重いまま終了することになりました。
この日以降、幼稚園のママたちとお茶をしに行くことはなくなり、Aさんと接することも控えています。自分の中でこだわりを持つにしても、周りを困らせる言動をとってはいけないと勉強させられた一件になりました。
著者:松下芽生/20代・ライター。2歳と6歳の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、お菓子を食べながらゆっくりとネットショッピングをするのが至福の時間。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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無添加のものにこだわること自体は悪いことではありません。ですが、そのこだわりを周囲の人にまで強く求めてしまうと、相手を困らせてしまうこともありますよね。店員さんはもちろん、一緒にいた幼稚園のママたちも対応に悩んでしまったのではないでしょうか。やはり、場に応じた言動を意識してほしいものです。
最後にご紹介するのは、引っ越して間もなく出会ったママ友とのエピソードです。最初は「頼りがいのある人だな」と思っていたのですが……!?
出会って1カ月のママ友からモヤッとしたお誘い→救ってくれたまさかの人物とは?
子どもが年長のころ、引っ越しに伴い幼稚園を転園しました。その幼稚園で「わからないことがあったら何でも聞いてね! 連絡先を交換しよう」と声をかけてくれたAさんに、頼りになる方だなという良い印象を抱いていました。
Aさんと知り合って1カ月が過ぎたころ「今度のお休みに、他のお友だちも誘って一緒に遊ぼう」と連絡がきました。「いいですね! 近くのショッピングモールか公園で遊びますか? 」と返信をすると、「あなたのお家に遊びに行ってもいい? 」とまさかの返答が。
Aさん家族だけでなく、他のママ友も誘ってわが家へ遊びに来たいとのことでした。子ども同士が仲が良く、お誘い自体はうれしかったのですが、あまりに唐突な提案に、「どうしていきなりわが家なんだろう」とモヤッとした気持ちに。「まだ引っ越しの片付けが中途半端で雑然としているから、わが家はちょっと……」とやんわり断りましたが、「大丈夫! 気にしないよ」と言われてしまい、自宅に招くことにしました。 当日、「子どもたちは楽しく遊んでいたし、結果的にはわが家でよかったかな」と自分を納得させていると、帰り際に子どもたちが「今度はAちゃん(Aさんの娘)のお家に遊びに行こうって約束した」と話し始めました。
Aさんが「うちは汚いからダメ」と言うと、すかさず子どもたちが「ダメ! 順番だよ! 」とひと言。Aさんは言葉に詰まってしまった様子。その姿を見て、私は少し胸がスッとする思いがしました。子どもたちが無邪気に放った「順番だよ! 」という言葉が、私の中でモヤモヤしていた気持ちを代弁してくれたように感じたのです。
いまだにAさんから自宅へのお誘いはありませんし、なぜAさんがわが家で遊びたいと思ったのかはよくわかりませんが、それ以来、ママ友とは程よい距離感で無理のないお付き合いをすることに決めています。
著者:伊藤ゆいこ/30代女性。2018年生まれの女の子のママ。FP2級、証券外務員1種の資格を保有。以前は金融機関に勤務していたが、退職し、現在は在宅でライティング業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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出会ったばかりのママ友とのお付き合いは、なかなか難しいものですよね。少しずつ仲を深めていければ理想ですが、今回のように急な誘いや予想外の行動があると、どう対応すればいいか迷ってしまうことも。そもそも、ママ友は「必ず作らなければならないもの」ではありません。無理に関係を広げるよりも、自分に合う相手をじっくり見極めながら、程よい距離感で付き合うことが大切かもしれませんね。
いかがでしたか? 今回はママ友のドン引き行動にまつわるエピソードをご紹介しました。ママ友に助けられることもあれば、振り回されて困ってしまうこともあるのが現実です。価値観が合って、気持ちよくお付き合いできるママ友に出会えると、子育てもより楽しく心強いものになりますよね。