若い妊婦に偏見のある助産師から嫌味を言われ……
会うたびにその助産師さんは「若いけど育てられるの?」「責任感なさそうだけど子どもの父親は本当に配偶者であってるの?」など、あからさまに酷い発言が多く会うたび疲弊してました。臨月に入って最初の健診のとき「あなたじゃ若すぎて育てられないわよ? 産んだとしても安心して子どもと退院させられないんだけど?」とネチネチ話され続けました。
若い妊婦に偏見があるのだろう程度に受け止めておきましたがモヤモヤしてしまい、いい加減責任者にクレームを伝えようと思っていたらそんな機会を待たずして陣痛がきてあれよあれよと言う間に出産! 分娩室でやっと会えたわが子を抱っこしているときに助産師さんが「可愛いねぇ……! 息子くんも可愛いママのところに生まれて来れて良かったね!」と言ってくれとても嬉しかったです。しかし、ふとあの嫌な助産師さんのことを思い出し思わず「私には育てられないと○○さんという助産師さんに言われ続けたのですが育てていけますかね」と口に出てしまいました。
するとおめでたい雰囲気の温度が下がり、その場の関係者が静まり返りました。翌朝、その助産師さんは真っ青な顔で私に謝罪をするはめになりました。
◇ ◇ ◇
私は4人部屋で入院していたこともあり、同室のママさんたちにも聞こえていました。どうやら過去に何度か同じようなことでクレームを受けていたようで、産後1カ月経ったころ、健診のため病院に行くと、出産でお世話になった助産師さんがそっと近寄ってきて「長い間酷い目に遭わせてしまつてごめんね、もうあの人は居ないからまた赤ちゃんがおなかに来たらうちで産んでね」と微笑んでくれました。
もう居ない……?退職したのでしょうか……。真相は、分かりませんがもし次妊娠することができたら安心してお任せできるとホッとしました。
著者:松岡杏/20代女性・会社員/塾講師をしながら3歳の息子と2歳の娘を育てる母。趣味は読書と紅茶めぐり。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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