つわり中にごはんを作ってくれる夫→逆に私を苦しめることになった理由とは!?
妊娠していたときの話です。つわりがひどかった当時は、冷蔵庫を開けるだけで冷蔵庫のにおいで気持ち悪くなり、トイレに駆け込む日々を過ごしていました。当然、料理は作れないので1カ月の間、夫が毎日朝ごはんと晩ごはんを用意してくれていました。とっても助かっていたのですが、夫が作るのは、ほぼ毎日、中華料理だったのです。
「さっぱりしたものが食べたい」とリクエストすると肉野菜炒め、「あまり食欲ないから、さらっと食べられるものがいい」と伝えると麻婆豆腐が出てきました。伝え方が良くないないのだと思い、具体的に「温かいうどんがいい」と伝えたら、出てきたのは確かに温かいうどんでしたが担々スープ……。私は心の中で毎回「は!? なんで!? 」と思いながらも、せっかく作ってくれたので、夫の料理をなんとか食べていました。
夫は昔、中華料理店のキッチンでアルバイトをしていたようで、そのおかげで中華料理が大の得意。私においしいものを食べさせようと、あえて得意な中華料理ばかりを作ってくれていたのです。当時はイラッとしてしまいましたが、今思えば夫の気持ちがうれしく、これはこれで幸せだったなと思います。
著者:岡 優/30代・女性・パート。3姉妹を育ててる母。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
◇ ◇ ◇
ご主人の優しさはありがたいものの、つわり中に中華料理が続くと、妊娠中の食事としては少しつらいこともありますよね。そんなときは、やんわりと伝え方を工夫したり、料理名をピンポイントで伝えるなどすると、ご主人もわかりやすいかもしれませんね。
次にご紹介するのは、第2子の妊娠中に起こったエピソードです。つわりで育児も家事も大変だったとき、夫からまさかの一言が……!?
「なんて言った?」つわりでダウンしていると→聞きたくなかった夫の本音に絶句
第2子を妊娠中のころの話です。第1子のときに比べて、つわりがひどく本当につらくて家事も育児も中途半端な日々が続いていました。何もする気が起きないし、ただただゴロゴロしていたい。体がしんどくて、上の子のお世話で精一杯でした。
そんなある日、仕事から帰ってきた夫と些細なことでけんかをしてしまいました。1度不満を漏らすと止まらなくなるのが人間ですね。いつもはやさしい夫が、ぽろっと本音を口にしたのです。「こんなこと言いたくないけど、俺が女だったら男に家事はやらせないね」と。
腹が煮えくり返るくらい腹が立ちました。本当はそう思っていたんだと。いつもやさしいふりして「休んでいいよ」などと言うくせに、これが本音なのだなと思いました。そのときは体調も気分も悪いし、言い返すパワーがなかったのですが、何か言い返せばよかったとずっと後悔しています。
結局、「家事は女の仕事」という固定観念が強い人なんだと思いました。仲直りしたあとも出産が終わったあとも、私がこの言葉を忘れた日はありません。本当に根に持っています。いつの日か言い返してやりたいと思いますが、夫婦円満のために忘れたほうがいいのかもしれないとも思っています。
著者:幸田 桜子/30代女性・会社員/2児の母。マッチングアプリで夫と知り合い結婚。趣味はミュージカル鑑賞と推しアイドルのライブに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
◇ ◇ ◇
「女性だから」「男性だから」といった固定観念は、残念ながら今も社会に根強く残っていますよね。けれど、家事も育児も本来は性別に関係なく、家族を思いやる気持ちと協力で成り立つもの。パートナーと率直に話し合いながら、お互いに納得できる関係を築いていけることが大切ですね。
最後にご紹介するのは、つわり中にご主人が料理をしてくれたときのエピソードです。張り切ってキッチンに立ってくれたのは嬉しかったのですが……!?
作ってくれるのはうれしいけれど…つわり中に夫が作ってくれたまさかの料理とは!?
妊娠中、キッチンに立つのもつらいときがありました。そんなときに夫が「つらそうだし、今日は俺が特別なパスタを作る」と張り切って買い物に行きましたが、袋の中身を見て私は驚きます。そこには高級な生ハムやブルーチーズ、珍しいスパイスがたくさん入っていて、総額は普段の食費の倍以上でした……。
それでも「おいしく作ってくれるなら」と期待して待っていましたが、完成したのは謎の濃い味付けのパスタ。しかも妊婦が食べられない食材ばかりで、私は結局麺しか食べられませんでした。
さらに問題だったのは、使い切れなかったスパイスや調味料たちです。「いつか使うから」と言い訳して棚にしまい込むものの、結局手つかずのまま賞味期限が切れていくばかり。料理を頼むたびに似たような状況が繰り返され、冷蔵庫と棚が夫の趣味の残骸であふれていきました。
つわりが落ち着いたあとは、自分で簡単なものを作るほうがストレスが少ないと気づき、夫の料理に頼るのをやめました。今では、「あのときの料理は高くついたね」と冗談めかして笑い話にしていますが、あのころの金額を全く気にしない夫にはびっくり。今では2児の父親になり、少しは家計を気にしてくれるようになりました。家事や育児を任せるときは、注意するポイントもしっかり伝える必要があると学んだ出来事です。
著者:田中 有里/20代女性・主婦/2歳と0歳の女の子を育てる母。最近は懸賞にハマっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
◇ ◇ ◇
「妻のために! 」と料理を作ってくれるご主人の気持ちは、とてもありがたいものですよね。とはいえ、妊婦さんにとって食べられない食材や味付けの料理が並ぶと、どうしても困ってしまうことも。さらに、普段は使わない調味料が残ってしまい、持て余す……なんてケースも少なくありません。家事をお願いするときには、事前に注意点や具体的にやってほしいことを伝えておくと、お互いのストレスがぐっと減りそうですね。
いかがでしたか? 今回はつわり中の夫の行動にまつわるエピソードをご紹介しました。妻を思う気持ちはありがたいですが、ちょっと空回りしてしまうこともあるようですね。やってもらいたいことを具体的に伝えると、お互いにとってより無理のないサポートにつながるのではないでしょうか。