わかってくれたと思っていたけれど…
産休へ入る先生へのプレゼント候補を提案し、ネットで注文してくれたモモさんとミカさんに、菓子折りを用意してお礼をしようと言い出したカキエさん。ユズハさんは異常なまでに2人をヨイショする理由が気になり、「なんで? 弱みでも握られてるの?」と単刀直入に聞いてみました。
するとカキエさんは、小学校でもリーダー的な存在の2人に憧れていると言い、一緒にいられるのだから、自分も何か頑張ろうと精一杯立ち回っていると言ったのです。
2人に憧れるのも、精一杯立ち回るのも勝手だけれど「自己満足に私を巻き込まないで」と、ユズハさんは強く言い返したのですが……。
ユズハさんは、事前の相談もないままあたかも同意しているような物言いをされるのは、気分が悪いからやめてほしいとカキエさんに伝えました。少し言い過ぎたかと思いつつ、凝り固まった思考をもつカキエさんには、これくらい言わないとダメだろうと考えていました。
「わかりました。もうしません」
ユズハさんの言葉を聞き、そう言って電話を切ったカキエさん。
あまり反省していなさそうな言い方が引っ掛かりましたが、ユズハさんはこれでわかってもらえたのならいいやと思っていました。
しかし、数日後。
早朝、ユズハさんの家のインターホンが鳴り、モニターで確認をすると……。なんと、そこには満面の笑みで手を振るカキエさんの姿があったのでした。
◇ ◇ ◇
やんわりとした言葉で伝わらないような人には、いっそハッキリ言うのが一番なのかもしれませんね。しかし、一応わかってもらえたようでしたが、言い方や態度からは納得していない様子が伺えます。そして、モヤモヤする電話の終わり方だったのに、数日後の早朝にユズハさんの家を訪ねてくるカキエさん。なぜか機嫌がよさそうですし、本当に何がしたいのかわからない人だと感じますね……。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。