花粉症の時期にできた目頭の膨らみ
思えば2024年の3月ごろでした。毎年スギ花粉症で目のかゆみと鼻水、くしゃみに悩まされる私は、かゆみに耐えられず、目をこすっていました。しばらくすると、両目の目頭に小さな膨らみができているのに気が付きました。「なんだろう?」と疑問に思いつつも、きっと目をこすり過ぎたせいだと思い込み、しばらく様子を見ていました。
痛みやかゆみはなかったのですが、1年たって少し小さくなったような気がするものの、なくなる気配はありません。触ってみても柔らかく、芯はないのでイボではなさそう。大きさは、右側が2~3mm、左が5mmほどでした。
10年ほど前、鼻頭の左側に似たような膨らみができ消えなかったことがありました。そのときは当時住んでいたところの皮膚科で出された塗り薬では治らず、引っ越し先の皮膚科で処方されたニキビ治療薬が効いたので、今回も同じようなものかなと思い、たまに市販のニキビの薬を塗ったりしたものの膨らみは消えませんでした。
皮膚科で診察した結果、意外な病気に関係していた
ずっと行きそびれていたものの、下の子の受験が終わり落ち着いたこともあり、子どものイボ治療で何度か行ったことのある皮膚科に診察に行きました。皮膚科の医師は大きなレンズで私の目頭を観察し、「脂質異常症(高脂血症)でこういう症状が出ることがあります」という意外な言葉を言いました。後に内科で「眼瞼黄色腫」と診断されました。調べたところ、血液中のコレストロールが過剰になり、まぶたの薄いところに脂質がたまった状態とのこと。血液中の脂質が多いというサインだそうです。
私は数年前から血液検査でコレステロールと中性脂肪の数値が高くなってきており、高脂血症の可能性を人間ドックで指摘され運動と食事療法を勧められていました。ギクッとしたのは、食事は気を付けていたものの中高生の息子2人につられて食事管理が甘くなっていたことと、なかなか運動が続かず運動不足が解消できていなかったからでした。
薬で治らない、手術しかない…!?そして内科へ
皮膚科医によると、この膨らみはコレステロール値が改善したらなくなるものではなく、手術するしかないとのこと。薬を塗れば治ると思っていた私は少なからずショックを受け、自分が顔に症状が出るほどの脂質異常症だったのかと気落ちしました。
毎年の人間ドックでは、薬を飲むほどの数字ではないと言われていたのに。とはいえ、私の父はちょうど今の私くらいの年のころ、同様に中性脂肪が高く、65歳で心筋梗塞を起こしているのです。そこで内科へ行き相談したところ、親から遺伝する割合は50%という衝撃的な数字を聞きました。ただ、今はすぐに投薬治療をするほどではないとのことでした。そこでまず最初に3カ月食事と運動してみて血液検査をし、どのくらい改善するか試してみることになりました。
まとめ
50歳を過ぎて、両親が患った病気に自分もかかってしまうことが続き、遺伝の影響をひしひしと感じます。個人の主観ですが、両親の良いところはあまり似ず、悪いところばかり似てしまったような気がします……。自分ではどうしようもないことに無力感でいっぱいですが、大病する前に対策することで予防になると、前向きに捉えていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:フジイノゾミ/小学生と中学生の子どもを育てる主婦。日々成長する子どもたちと反比例して、年々体力の衰えを実感している。40代半ばからの体の不調に向き合いながら、これから迎える50代を模索中。
イラスト/ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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