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「命に関わる頭痛がある!?」不安になった頭痛持ちの私。脳神経外科で受けた診断は

頭痛が続くので婦人科を受診したところ、更年期や月経前症候群(PMS)による生理前の頭痛との診断を受けていました。ところが、最近は生理前以外にも激しい頭痛が続くように。市販の痛み止めを1日の服用量の上限いっぱいまで飲むような日が続いたので、再度婦人科を受診しました。医師から「生理前以外にも激しい頭痛が続くようでしたら、頭痛外来や脳神経外科を受診してください」と言われ、脳神経外科を受診すると……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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子どものひと言で脳神経外科の受診を決心

ネットで頭痛を検索すると、頭痛には一次性頭痛と二次性頭痛があり、二次性頭痛は命に関わる危険な頭痛で、見逃されると死につながるくも膜下出血や脳出血が原因の頭痛が含まれることを知りました。

 

私は、知り合いにくも膜下出血や脳梗塞で倒れた人がいるので非常に怖くなりました。リハビリを重ね社会復帰した人が言うことには、「後遺症も少なく社会復帰できたのは倒れた後に迅速に見てもらえたからだ」と言っていたのを思い出しました。

 

そこで小学校1年生の子どもに「お母さんが倒れたらすぐに救急車呼んでくれる?」と尋ねたところ、不安そうに「えーできないよぅ」との回答でした。ひとり親で子どもと2人暮らしなので、倒れる前に自分で何とかしなくてはと思い、すぐに脳神経外科受診を決心しました。

 

初めての脳神経外科を予約

病院受診イメージ

 

脳神経外科も大学病院などは紹介状がなくては受け付けてくれないだろうと思い、どうしたものかと思いながら検索していると、30年の脳神経外科診療経験を持つ医師が近所に開院した病院を見つけました。ホームページを見ると、「1回の受診で診察、検査、診断、治療がおこなえます」と書いてあったので即決。幸い初診の予約も5日後に取れました。

 

予約していた時間に病院へ行くと、ほぼ時間通りに呼ばれ、医師にこれまでの経緯を説明しました。いくつかの質問はありましたが、まずは脳のMRIと首から来る頭痛の可能性もあるとのことで、首のエックス線(レントゲン)検査をすることになりました。こちらも待つことなくすぐにおこなわれ、こんなにスムーズに検査ができるのかと驚きました。

 

MRIとエックス線検査が終わって10分くらい待ったところでまた呼ばれ、鮮明な画像を見ながら医師の説明を受けました。首はややストレートネックになっているものの、神経に触ることなく、頭痛の原因にはなっていないとのこと。また、脳梗塞や認知症につながるような脳の萎縮はまったくなく、脳の血管にもくも膜下出血の原因となるような塊もまったくなく、二次性頭痛ではないので当分心配はないということを説明されました。

 

二次性頭痛ではないことがわかって終わりかと思ったところ、「片頭痛でしょうから、予防薬で治療する方法があり、試してみますか」と提案がありました。まずは医師の提案のように治療に取り組むことにしました。

 

 

予防薬による頭痛治療で痛み止め服用量が半減

不調イメージ

 

予防薬は一定量から始め、症状が良くならなければ増やし、症状が落ち着いたらその量を一定期間継続した後、徐々に減らして治療終了というものでした。

 

頭痛の予防薬を開始して4日間は、強い痛みがあり痛み止めを飲み続けていました。その後は上限いっぱいまで飲んでいた痛み止めの服用量を半分まで減らせるように。

 

ただ、そのまま良くなっていくかと思ったのですが、生理が近づくにつれて頭痛が悪化するようになってきました。そのため、その期間だけは痛み止めの服用量を元の上限いっぱいに戻したのですが、生理が終わるとすーっと痛みが消え、痛み止めを飲まずに予防薬だけで生活できるようになりました。

 

予防薬が片頭痛に効いているのを実感するとともに、薬を飲んでいても生理前には頭痛が強くなることがあり、やはり最初に婦人科で診断された通り、月経前症候群が頭痛に関係しているのだなと感じました。

 

まとめ

脳神経外科を受診して、まずは危険な頭痛ではなかったことに安心しました。頭痛に予防薬という形で治療方法があることも初めて知りました。この治療方法が自分に合っているのかわかりませんが、効くと思って治療するほうが効くと思っているので、まずは先生を信じて治療を続けていこうと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:久住 いずみ/40代女性。中学より続けている陸上競技歴約40年、走るの大好きなシングルマザー。 走りたいという遺伝子を受け継いだ子どもと、日々走ったり喧嘩したりしながら仕事と子育て奮闘中。

イラスト/サトウユカ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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