Tシャツが似合わない現実に直面
鏡に映った自分の姿を見て、ため息が出ました。特に、厚手のTシャツを着ると、肩や二の腕の丸みが強調され、全体的に着ぶくれして見えるのです。
若いころは何も考えずに着ていたTシャツが、今や「太って見えるアイテム」に変身してしまったことに衝撃を受けました。
そこで私は一念発起し、久しぶりにファッションの情報をチェック。SNSやファッション系のサイトを見ながら、「今の自分に似合う服」を探し始めました。
骨格ストレートならピッタリTシャツが似合う…?
調べていくうちに、最近は「骨格診断」に基づいて服を選ぶのがトレンドだということを知りました。早速、自分の骨格を診断してみたところ、私は「骨格ストレート」タイプに分類されるようです。
骨格ストレートは、体にフィットしたシンプルな服が似合うとのこと。特に、ジャストサイズのTシャツはシルエットが美しく見えるそうです。
そのアドバイスに背中を押され、私は近所のアパレルショップに向かいました。店内には、今まさに流行中のぴったりめのTシャツがずらり。かわいらしいデザインにテンションが上がり、いつもなら手を出さないコンパクトなTシャツを思い切って試着しました。
鏡を見ると、たしかにいつもよりスッキリ見える気がします。「これならいけるかも!」とうれしくなり、すぐに購入しました。
外出先でまさかの悲劇
翌日、新しいTシャツを着て家族でお出かけしました。気分はすっかり“脱・もっさり”。ところが、電車に乗ってつり革につかまったとき、事件は起きました。
ふと視線を落とすと、Tシャツの裾がじわじわと上がってきていたのです。二の腕と肩周りの肉に押し上げられて、おなかが完全に露出……!
「うそでしょ?」と心の中で絶叫。慌てて裾を引っ張り直しますが、またすぐに上がってしまう。バッグを前に抱えて、必死におなかを隠しました。
試着室ではあんなにキレイに見えたのに。なぜ気付かなかったのか。いや、気付いていたけどテンションに負けたのかもしれません。おしゃれって、冷静さが必要なんだな……と改めて気付かされました。
まとめ
そのTシャツは、結局一度しか着ることなく、タンスの奥にしまわれました。若い子やスリムな人なら、きっとかっこよく着こなせるのでしょうが、私にはちょっと難しかったようです。アラフォーになって思うのは、「似合う服」は変わっていくということ。でも、そんな自分の変化を笑いながら受け入れるのも、大人のおしゃれの楽しみ方なのかもしれません。体型に合ったTシャツとの出合いは、まだもう少し先になりそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:大野肉美/40代女性。2015年、2019年生まれの女の子のアラフォー母。育児の傍ら在宅ワークをおこなう。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト/もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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