声をかけてきた見知らぬ小学生の女の子
お菓子もおもちゃも効果がなく、汗だくであやしていた私と泣き続ける娘。途方に暮れていたそのとき、隣にいた小学生の女の子が「あの……」と声をかけてくれました。そして、「これ、好きかも」と言って、自分のリュックから小さなぬいぐるみを取り出し、娘に見せてくれました。
すると娘はピタッと泣き止み、笑顔になったのです。女の子は「返さなくていいです」と言い残し、照れくさそうに電車に乗って行きました。
女の子のやさしさと気遣いに、私は心から感動しました。見ず知らずの親子に、小学生の女の子がこんなにも思いやりを持って行動できることに驚き、自分も困っている人がいたら自然に手を差し伸べられる人でありたいと感じました。
あの日いただいたぬいぐるみは、今では娘の一番のお気に入りで、毎晩ぎゅっと抱きしめて眠っています。その姿を見るたびに、名も知らぬ女の子のやさしさが、こうして娘の成長を温かく見守ってくれているのだと実感します。
女の子が教えてくれた、見返りを求めない思いやりが人の心をどれほど救うか。この大切な教えを胸に、私も娘に、誰かの心にそっと寄り添えるやさしさを伝えていきたいです。あの出会いとぬいぐるみは、私たち親子にとって一生の宝物になりました。
著者:澤田佳穂/30代女性/最近マイホームを建てた2人の子供を育てるアラサーママ。趣味はお菓子作り。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※AI生成画像を使用しています
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