施設で暮らすようになって、物盗られ妄想がひどくなったあーちゃん。いろいろな物をあちこちに隠しています。しかし、ワフウフさん姉妹は、部屋に見慣れないコップや時計を見つけ、もしかしてあーちゃんが悪気なく持ち出しているのでは? と心配になり、施設長とケアマネさんに相談することに。その結果、時計は隣の部屋に入居する方のものと判明。相手も認知症のため、時計をやりとりした経緯があいまいで、ワフウフさんは認知症同士の人付き合いの難しさを痛感するのでした。
絶対覚えていないよね…

あーちゃんが施設に引っ越してからというもの、姉妹で手分けしながら2日以上空けずにあーちゃんに会いに行き、散歩に連れ出しています。かなりの距離を歩くので、私たちもクタクタ……。

しかし、あーちゃんは「運動不足」だと訴えます。


運動不足のせいで、足に力が入らないらしく……。

「毎日お散歩ができない」ことが不満の様子。

え……????

その言葉にイラッとしつつも、毎日お散歩していることを説明して……。

自宅で生活していたころよりも、たくさん歩いていると伝えても……。

やはりピンときていない様子。

私の説明に納得したかのような返事をしますが、これは絶対わかっていないやつ……。

こんなふうに言ってくれているのに、私たちが来たことは覚えていても、お散歩していることは忘れてしまうみたいです。……かなしいなぁ。
あーちゃんが施設で暮らすようになってから、姉と手分けして今のところ2日以上空けることなくあーちゃんに会いに行っています。そのたびにあーちゃんを散歩に連れ出し、たくさん歩くようにしています。
私たちにも良い運動になっていいと思いつつ、案外これがキツいです……。姉は股関節の調子が悪いこともあって、私よりも体が悲鳴をあげている様子。そんな私たちをよそに、あーちゃんは涼しい顔で「ここにいたら、毎日お散歩ができない」と言い、運動不足を訴えてきます。
その訴えに「ナニイッテルノ……?」状態の私。ちょっとイラッとしながらも、毎日お散歩には行っていること、以前よりもたくさん歩くようになっていることを説明すると「そうね、そうね!」とあーちゃんは納得したような返事をします。……が、絶対覚えていないっぽい。私たちが来ていることは覚えていても、なぜかお散歩の記憶はなくなってしまうようで……不思議です。
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誰かのお散歩に付き合うのは、自分のペースで歩けないのでなかなか大変そうです……。あーちゃんのために身を粉にして動いても、あっさり忘れられ、さらに不満までぶつけられてしまうと、イラッとしてしまう気持ちはよくわかります。ワフウフさんの場合は姉妹で同じ状況なので、そういった気持ちを共有できる存在がいるのは心強いですね。
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ワフウフ