「何よっ!あの嫁!」愛する息子にはわが子からのキスが…!義母が思い描く理想の家庭像とは… #義母の過干渉問題 17
「義母の過干渉問題」第17話。ハナさんは、子煩悩な夫・リョウさんと年長さんの娘・モモちゃんと3人家族。近所に住む義母は普段から協力的でしたが、娘に「パパにおかえりのチューして」と強要することだけが気がかりでした。
ある日、モモちゃんから「もうパパにチューしたくない」と告白されたハナさんは、義母の強要を断ります。すると義母は怒り、帰ってしまったのです。それでも娘の気持ちを優先すべきとハナさんが心に決めた矢先、義母の言葉を気にして「やっぱりパパにチューする」と言い始めた幼い娘。この言葉で、夫とともに義母へ立ち向かうと手を取り合いました。
一方、義母は何食わぬ様子で再び来たかと思うと、手土産の毛ガニでモモちゃんの機嫌を取って、またもチューを強要。ハナさん夫婦が止めようとすると義母は激怒し、終いにはモモちゃんを脅そうとするため、ハナさんは義母に手土産を突き返し、決別を告げます。
ハナさんはよくしてもらっていた義母に対して強く当たりすぎたと後悔するも、夫の「ハナちゃんは間違ってない」という言葉に自信を取り戻します。
「この時間を守ってあげたい」と思う義母
私が気を持ちなおしていたころ、義母は昔を思い出していました。








小さい息子からのキスに心を奪われる若かりし日の義母。
「リョウがいるから仕事頑張れるよ」
この義父の言葉を聞いて、息子・リョウさん親子のスキンシップの時間を守りたいと思っていました。
「全部あの嫁のせいなんだわ!」
しかし、孫から息子へのキスを断られてしまう現実に、義母は怒りを抑え切れない様子なのでした。
義母が「パパにおかえりのチュー」にこだわる背景には、やはり自身の経験があったのですね。「子どものキスが癒しになるのであれば……」という親心からなのでしょうが、リョウさんの受け止め方は違います。また、モモちゃんも嫌がっている中で強要するのも違いますよね。
“自分のときに良かったから”と、考えや方法を押し付けることは得策とは言い難いものですね。
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