「ご祝儀は5万でいいから！」祝儀の額を指定する友人。結婚式当日、会場に来た人はまさかの…？

ある日のこと。仲の良い友人の1人であるA子から「彼氏からプロポーズされた」との報告が！ 私、B子、C子は自分のことのように喜びました。けれどもそんな気持ちを一瞬で変える出来事が……。なんとA子が「これからの私はアナタたちより少し格上になるって感じかな」と言い出したのです！

 

そのうえ、A子は「私が一抜け！ みなさんも頑張ってねぇ〜♪」と煽ってきます。プロポーズを受けた途端に別人になってしまったA子を目の当たりにして、私、B子、C子はショックを隠しきれませんでした。

 

その日以降、私たちとA子の間には目に見えるほどの距離感ができてしまいました。ただ、結婚に浮かれているA子は、そのことをまったく気にしていない様子。

 

そんななか、A子から「2カ月後に結婚式を挙げることになった」との報告が。それだけならよかったのですが、A子からは「私はこれからもアナタたちとは友だちでいてあげるつもりだからさ」と、またしても上から目線の言葉が飛び出しました。

 

A子のありえない発言はそれだけではありませんでした。彼女は、B子とC子に「アナタたちは貯金もなさそうだし、ご祝儀は5万円でいいよw」と言い、貯金をしていると話していた私に対しては「最低でもあなたは祝儀20万円！」と言ってきたのです！

 

結婚自慢だけでなく、ご祝儀の金額の指定までしてくるA子に、私たちは開いた口が塞がりませんでした……。

その後、私、B子、C子で話し合った結果、3人ともA子の結婚式を欠席することに。親友が1人減ってしまうのは悲しいことですが、それ以上にA子への怒りが収まらなかったのです。

 

迎えた結婚式当日。私たちが式場に来ると思っている彼女から、浮かれたメッセージとウェディングドレスを着た写真が送られてきました。もちろん私たちは反応するわけもなく、無視を貫きます。

 

すると、挙式15分前になって、私のスマホにA子から立て続けに鬼電が！ 何度もかかってくるので仕方なく出てみると、すぐにA子の怒声が聞こえてきました。彼女いわく、A子側の友人知人が私たち含めほとんど欠席とのこと。あまりにひどい状況に、新郎側の親戚が「A子さん側の不手際か？」と、ざわつき始めているとのことでした。

 

一方、私たちはそのような話を聞いても、まったく驚きませんでした。というのも、A子は私たち以外のゲストにも、招待状を出す際にご祝儀の額を指定していたらしく……。私たちはそれを人づてに聞いていたのです。

 

焦った様子で「アナタたちどこにいるのよ！」と訊ねてくるA子に、本当のことを伝えることに。私、B子、C子の3人はそのとき、高級レストランで食事を楽しんでいました。A子にご祝儀を支払ってまで嫌な思いをするなら、3人で贅沢でもしよう！となったのでした。

 

出席するように訴えかけてくるA子ですが、反省の色がまったく見えないため、私たちの意思は変わりませんでした。A子とこのまま話し続けていてもらちが明かないと思ったので、私は通話を切って引き続き3人で食事を楽しみました。

 

ちなみに、そのときの会話内容はA子のスマホを通じて、A子のすぐ近くにいた新郎や新郎の家族にも聞こえていたようで……。彼女が参列者全員にご祝儀の金額を指定していたことを知って新郎は激怒。数カ月後には離婚してしまったようでした。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。