義父が夜中に外へ…
私がリビングで泣き出した娘に授乳し、あやしていると、娘が泣き出すたびに義父が起きてきて、玄関から外に出ていくのです。
そのたびに私は「こんな時間にどこへ?」「うるさくて眠れないのかな……申し訳ないな」などと不安になりましたが、娘のお世話に必死で義父に声をかける余裕がありませんでした。翌朝、謝ろうと思い、「昨日はうるさくてすみませんでした。眠れませんでした?」と謝りつつ、それとなく義父に外へ出ていた理由を聞いてみたのです。
すると義父は、申し訳なさそうな表情をして「赤ちゃんの泣き声が外まで聞こえてしまうと近所に迷惑かと思って、外に出て確認していたんだ。俺がうるさいからってわけじゃないんだ。気を遣わせてしまったか、すまなかったな」と。あまりにも泣き声が響いてしまっていたら、翌日私に代わって謝りに行こうと考えてくれていたそうでした。
そして「思ったほど外には聞こえていなかったから、ご近所さんには会ったときに、ひと言伝えることにするよ」と言っていました。私自身は娘のことで精一杯で、近所への配慮までできていなかったので、義父の気遣いを知り、とてもありがたかったです。
最初は「なんで?」と疑問に思い、「すみません」と申し訳ない気持ちにもなりましたが、背景を知って、義父の愛情だとわかり、心があたたかくなりました。私もやさしい義父のように、周囲へも配慮できる人間になりたいなと思った出来事でした。
著者:坂本あゆみ/30代・女性・専業主婦。娘1人と猫1匹を育てる母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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