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妻を“お母さん扱い”する夫「ハンバーグ作って!パジャマ!充電!」⇒これが最後の甘えに…夫の末路は

ある日のこと。私は夫のためにお弁当を作りました。しかし昼休みに夫から「ウインナーが入っていない」と不満を言われ……。ウインナーは入れたはずですが、どうやら夫にとっては“タコさん型”でなければならなかったようです。「次からはタコ型にするね」と答えましたが……。

夫に「もう少し家事を手伝って」と伝えたら…!

ただ、そこで夫の子どもっぽさが気になりました。結婚してから、以前より甘えてくることが増えた気がしていたのです。夫は「信頼している人にはこうなんだ」と言い、家族になったからこそ特別に甘えているのだと話しました。その気持ちは理解できましたが、私は共働きである以上、もう少し自分のことは自分でやってほしいと伝えました。

 

夫は「ゴミ捨てや掃除機はかけている」と主張しましたが、実際には私がほとんどの家事を担っています。料理や洗濯はもちろん、掃除にしても夫は掃除機をかけるだけで、片付けや拭き掃除、トイレやお風呂の掃除は私が担当しているのです。そのことを指摘すると、夫は「そこまでやらなきゃいけないの?」と驚いて……。私は「嫌なら逆でもいい」と言いましたが、夫は「料理はできない」と答えました。

 

さらに話を聞くと、夫はひとり暮らしのときでさえ家事を自分でやっていなかったことが判明しました。結婚するまで、夫の母親が2日に一度家に来て家事をしてくれていたというのです。私はその事実に驚きましたが、「結婚した以上は自分でできるようにしていかないと」と諭しました。夫は「急にはできない」と言いましたが、私は少しずつでいいからやれることを増やしてほしいと伝えました。

 

最終的に夫も「頑張ってみる」と応じてくれ、まずは居間の片付けとお風呂掃除を担当することになりました。

 

夫の“ある言葉”に凍りついた妻。そのワケは

2カ月後、仕事から帰って夕食の片付けをしていると、夫から矢継ぎ早に不満をぶつけられました。冷蔵庫にアイスがない、麦茶も作っていない、さらにはトイレットペーパーまで交換していないというのです。私は「あ、そうなの? ごめん、気づかなかった」と謝りましたが、夫は「ちゃんとチェックしておいてよ。風呂上がりのアイスは日課なんだから」と責め立ててきました。

 

私は思わず「それくらいは自分でできるよね?」と言い返しました。夫は一瞬きょとんとしましたが、私は続けました。「アイスを食べるのはあなたでしょう? 麦茶がなければ買えばいいし、トイレットペーパーだって予備は置いてあるでしょ」。それでも夫は納得せず、「俺がやること?」と反論。さらに夫は「俺の仕事が増えている」と言い張り、居間やお風呂掃除のほかにトイレや寝室の掃除まで任されていると不満を漏らしました。

 

挙げ句の果てに「ママは全部ひとりでやってたぞ。愛情があるからできることじゃないのか」と母親と比べてきたのです。私は呆れて「じゃああなたが何もしないのは、私に愛情がないからってこと?」と切り返しました。すると夫は「めんどくせ!」と投げやりになり、「じゃあママを呼ぶ」とまで言い出しました。

 

その後も夫は「ママなら文句も言わずにやってくれる」と繰り返し……。私はため息をつき、「呼ばなくていい。私が全部やります」とつい口にしてしまいました。すると夫は満足げに「最初からそう言えばよかったんだよ。俺に甘えてたんだろ」と笑い、結局何も変わらないまま、家事はまた私に押し付けられることになったのです。

 

 

要求を重ねる夫に、妻が下した決断とは…?

1カ月後、夫から「仕事終わった、今から帰る」と連絡がありました。私は「お疲れさま」と返しましたが、続いて夫は「夜ごはんはオムライスにしてくれた?ハンバーグもつけてくれた?」と当然のように尋ねてきました。私は「そうしたよ」と返しましたが、その後も夫の要求は止まりませんでした。

 

「パジャマ出しといて。ごはん食べたらゲームするから、ゲーム中のおやつを部屋まで持ってきて。タブレットの充電も。あと明日は夕方まで寝るつもりだから、起きたらすぐ風呂に入れるように準備しておいて」──当然のことのように頼みごとを重ねる夫に、私は「いいよ。今日で最後だから」と笑って答えました。

 

夫は「最後って何?」と戸惑いを見せました。私ははっきりと言いました。「明日、家を出て行くから。離婚したいの。とりあえず実家に帰るわ」。夫は慌てて「なんで!? 旅行じゃないの?」と取り乱しましたが、私は冷静に言い放ちました。「私はあんたの母親じゃないから」。

 

これまでの生活を思い返すと、私は夫の母親代わりのような存在になっていました。朝起こし、服や靴下を用意し、美容室の予約を取り、お菓子を買い、スマホを充電しておく。靴を出し、コップやティッシュ、リモコンまで手渡してきたのです。言い出せばきりがありません。

 

「いい歳をした大人が、ここまで何もできないなんて信じられない」と心底うんざりしていました。夫は「だから、ママに来てもらおうって言ったのに……」と口ごもりましたが、私はもう耳を貸す気にもなりませんでした。「うるさい。黙って。私はあなたの母親じゃありませんから」。そう告げたとき、心の中で結婚生活に終止符を打つ覚悟が固まりました。

 

 

義母からの“ある連絡”で、夫婦の末路は

数日後、夫から「ごめん、これからは家事を分担するよ。だから帰ってきてくれないかな?」と必死な連絡が届きました。どうやら義母から「お嫁さんに謝っておきなさい」と言われたようです。ところが、義母は私には「嫁なら家事をして当然」「うちの息子は悪くない」といった内容の連絡を送ってきていて……。息子には表向きだけ謝らせておいて、裏では嫁を責めるーー夫が「違うんだ」と言い訳を始めても、私はすっかり冷めきっていました。

 

夫は「今度こそ期待を裏切らない」と繰り返し、「結婚してまだ半年だ、離婚は早すぎる」とすがってきました。ですが、私は半年の間ずっと“赤ちゃんおじさん”の世話をさせられてきて限界でした。そして、義母からのお怒りLINEで、デート先やLINEの返信内容まで母親に相談していたことを知ったとき、完全に気持ちは離れました。

 

その後も夫から何度も復縁要請が届きましたが、すべて無視。やがて離婚届が送られてきて、正式に離婚となりました。おそらく義母は、これ以上息子が傷つかないようにと離婚を勧めたのだと思います。

 

しかし数カ月後、元夫から「助けてくれ」と連絡がありました。義母が倒れて介護が必要になり、家事も自分でしなければならず、途方に暮れているというのです。私は「自分でできないなら家事代行を頼めばいい」とだけ伝え、すぐに連絡先をブロックしました。その後はどうなったのかわかりませんが……私はただ、前を向いて生きています。

 

◇ ◇ ◇

 

夫婦のどちらか一方に負担が大きく、感謝の気持ちもなければ、相手への信頼や愛情は薄れていきますよね。だからこそ、お互いに協力し合い、小さなことでも「ありがとう」と伝えることを大切にして、心地いい関係を築いていきたいですね。

 

【取材時期:2025年9月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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