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「お前、めんどい」彼の突然の言葉に耳を疑った。私の「気づかい」が彼を怒らせた…?

これは、私が20代のころに付き合っていた彼とのお話です。彼は私の仕事の帰りが遅くなると、よく迎えに来てくれていました。そんなある日、私はいつものように彼の迎えを待っていましたが彼と連絡がつかず……。結局、歩いて家まで帰ることに……。

不機嫌な私にもやさしい彼

私が当時暮らしていたところは街灯も少なく、このときすでに時刻は0時を回っていました。そんな中、15分ほど歩いたところで彼から「寝ちゃってた、ごめん。今どこ?」と連絡が。

 

私は仕事で疲れていたこともあり、「もう帰り道を歩いているから、(迎えには)来なくて大丈夫です」と少し不機嫌な感じで返信をしてしまいました。それでも彼は、「ごめんね。今どこにいるの?」と、やさしいメッセージを返してくれました。

 

結局、その日は素直になって居場所を伝え、迎えに来てもらうことにしました。

 

関係が崩れ始める

それから数日が過ぎたころ、また彼は「迎えに行く」と言ってくれていましたが、眠ってしまったことがありました。私の帰りが遅かったこともあり、私は彼の体を気づかって「疲れていると思うから、これからは自分で帰るね。心配しなくて大丈夫だよ」と、私に気をつかわなくてよいことをやんわりと伝えました。

 

すると、あのやさしかった彼から思いがけないひと言が返ってきたのです……。

 

彼からの思いがけないひと言

「お前、めんどいって!」

 

思いもよらない彼のひと言に、私は一瞬耳を疑いました。さらに彼は、「約束したのに寝た俺が悪いのはわかってるけど、起きたら毎回どこにいるか聞いてるだろ!」と声を荒げてきて……。

 

普段とはまるで違う彼の様子に、私は何も言い返せず、ただ黙ってしまいました。もしかすると、私の伝え方が悪かったのかもしれない……。そんな考えが頭をよぎり、その場は素直に謝ることにしたのです。

 

けれども、それ以降、彼は何かあるたびに決まって「お前、めんどいって!」と口にするようになりました。

 

私はその言葉を聞くたびに、「今の言い方悪かったかな?」「私ってめんどうくさい女なんだ」と悲しい気持ちになって……。

 

私の我慢の糸が切れたのは、私と彼の大切な日にも同じ言葉をかけられたときでした。「めんどくさいなら別れましょう!」と、私は感情のままに言い放ちました。そして最後は驚くほどあっさりと、ふたりの関係は終わりを迎えたのです。

 

彼も私に対してずっと我慢をしていたことがあったのかもしれません。「やさしい人」だと思っていたばかりに、そんな彼が怒る姿は驚きでしたし、お互いに不満を抱え続けるだけの恋愛はうまくいかないと感じた経験になりました。

 

著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートなどで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

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