夫は生理に理解があると思っていた
夫はとても穏やかな性格で、無口だけれど思いやりのある人です。いつもやさしいのですが、私が生理中のときは特に気づかってくれて、家事や育児もすべておこなってくれます。
そんな夫の姿が私は本当にうれしくて、「夫は男性のなかでもかなり生理に理解がある人なのだ」とひそかに自慢に思っていました。
生理ってそんなに大変なの?!と驚く夫
ある日、何気なくテレビを見ていたときのこと。近年「生理の貧困」問題が注目されていて、ニュース番組で生理についての特集をしていました。ちょうどそんな特集の1つを、夫と一緒に見ていたのですが、内容は私たち女性にとってはごく当たり前のことでした。
しかし夫は違っていたのです。
「生理って平均5~7日も続くの!?」「ナプキンって1日に何度も替えるの!?」ととても驚いている様子!
「そうだよ~。私はトイレに行くたびにナプキンを替えるよ」と言うと「そんなに!? 生理めちゃくちゃ大変じゃん!」と衝撃を受けていました。
男性が多い中で育ってきた夫
私はテレビの内容よりも、そんな夫の姿に驚きました。今まで、生理に理解のある男性だと思っていましたが、意外と生理の基礎知識はなかったんだと、初めて知ることになったからです。
でもよく考えると、夫は男兄弟ですし、義母も早くに亡くしています。「生理について、詳しく知らなくても無理はないか」と感じた私。夫はこのテレビの特集で、生理は非常に個人差が大きいということなども初めて知ったようで、良い機会になった、知れてよかったと夫自身も言っており、改めて「生理について理解しようとしてくれる人なのだ」ということが実感できました。
たとえ男性に生理の知識がなくても、労わってくれるだけで十分うれしいことではあります。でもやはり正しい知識があるに越したことはないと改めて感じました。わが家には娘も息子もいますが、娘だけでなく息子にも、正しい知識を伝えることが大切だなと思いました。
著者:よっちゃん/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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