サッポロ一番で宮崎の郷土料理を再現!?
今回挑戦したのは、料理人・笠原将弘さんが運営するYouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理の細道』で紹介された「冷や汁風みそラーメン」。
中華料理人・菰田欣也シェフをゲストに迎えて、サッポロ一番を使ったまかない対決をするという、何とも胸が躍る動画です。
その中で笠原さんは、みそラーメンを冷や汁風の冷やしラーメンにアレンジしていました。
何を隠そう私は、生粋の宮崎県民。郷土料理である冷や汁の評価は多少厳しいかもしれませんが、正直に食レポしたいと思います。
笠原将弘さん「冷や汁風みそラーメン」のレシピ
材料(1人分)
・みそ味のインスタント袋麺(サッポロ一番みそラーメン)…1食
・きゅうり…1/2本
・万能ねぎ…1本
・絹ごし豆腐…100g
・いりごま…小さじ1
・ツナ缶…30g
・水…150ml
作り方①野菜を切る
万能ねぎときゅうりを小口切りにします。
作り方②麺を茹でる
鍋にお湯を沸かして麺を入れ、優しくほぐしながら4分間茹でましょう。
通常は3分茹での製品なのですが、今回は冷やして締めるので少し長めに茹でるとちょうど良いのだとか!
作り方③スープを作る
麺を茹でる間に、スープを作ります。器に付属の粉末スープとスパイスと水を入れてよく混ぜてください。
器も冷やしておくと、さらに美味しく食べられるそうです。
作り方④麺を冷やして盛り付ける
茹でた麺を流水で揉み洗いし、氷を入れて締めます。
よく冷えたらしっかりと水を切り、③のスープに入れてください。手で崩した絹ごし豆腐ときゅうり、ツナをトッピングし、いりごまと万能ねぎを散らしたら完成です。
【実食】まさに冷や汁なみそラーメンに感動!
伸びないうちに、早速食べてみましょう。
キュッと締まった麺をすすってみたところ……つるんと喉をすべり落ちる心地良さが。あまりの美味しさに、丼を抱きかかえて飛び上がりそうになりました。
これは、まごうことなき冷や汁です。
豆腐やきゅうりなど、冷汁でお馴染みの具材が涼やかさを演出。
パリッとしたきゅうりのみずみずしさと、豪快に崩した豆腐の素朴な味わい、そしてみそのコクがバランスよく合わさり、ラーメンでありながらも和の1杯に変身しています。
心配していたのは、スープが溶け切っているか。
水で溶いたスープって、ジャリジャリして口当たりが悪そうだと思っていましたが……お湯で作ったスープと遜色なし。
こっくりとした旨みはそのままに、驚くほど軽やかでさっぱりとした1杯に仕上がっています。
また、本格的な冷や汁には細かくほぐされたアジやアジの干物が入っているので、好き嫌いが分かれるところ。
宮崎の人でも、冷や汁特有の魚っぽさがちょっと……という方は少なくないんです。
こちらの冷や汁風ラーメンは、ツナで魚介の旨みを足しつつもクセがないので、万人ウケしそう!
あっという間に、完食。気付けば、箸が残りの麺を探してスープの中をさまよっていました(あさましいな)。
冷や汁風みそラーメンをアレンジしてみた!
笠原さんのレシピは、手軽に作れるよう最低限の具材を用いているようですが、お好みでトッピングを楽しむのもおすすめなのだとか。
冷や汁といえば!ということで、先ほどのレシピに大葉や生姜、ミョウガを加えてみました。さらに、食べるラー油もチョイのせしてみましょう。
大葉の爽やかさや生姜の辛み、ミョウガのほろ苦さがバランス良く合わさり、みそ味を軽やかに引き立てます。
途中でラー油を混ぜながら食べれば、旨辛味のコントラストが加わり、さらに奥深い味わいを楽しめました。
お次は、冷しゃぶ&トマトアレンジ!
美味しかったです!美味しかったんですが……勘の良い方は気付いちゃっているでしょう。
私のアレンジは欲張りすぎて冷や汁要素、ゼロ(笑)。冷や汁のアイデンティティが、無慈悲なまでに崩壊しています。
きゅうりは共通しているのですが、豆腐とツナの代わりに、茹でた豚肉とトマトをトッピングしたところ、冷や汁の面影が跡形もなく消え失せてしまったようです。
トマトの甘みや豚肉の旨みが、まろやかなみその風味によく合い、冷やしみそラーメンとしては絶品でしたよ!
爽やかな和風ラーメンをぜひお試しあれ!
和食料理人が考案した「冷や汁風みそラーメン」は、宮崎人も唸るプロの技でした。ぜひ、いつものラーメンにひと手間加えて、郷土料理風の1杯をお楽しみくださいね。