交際して4回目の私の誕生日
彼の誕生日の1カ月後が私の誕生日です。私は毎年、彼の誕生日をお祝いし、プレゼントを渡していました。このときの彼の誕生日も私はプレゼントを用意し、彼に渡しました。すると彼は「ありがとう。お返し、楽しみにしててね!」とうれしそうに口にしました。
彼は私の誕生日を当然覚えてくれていると思っていましたし、3回の誕生日を経て、今年こそは祝ってくれるんだなとワクワクしていました。
しかし、誕生日当日。彼からは何も連絡がありませんでした。期待をしてしまっていただけに寂しい思いをした私は、誕生日の翌日、彼にメールを送りました。
「会えなくても、おめでとうくらいはメールしてほしかったな〜」……と。
彼に忘れられる悲しみ
すると彼からは「おめでとう。誕生日このあたりかなとは思ったんだけど、正確な日にちは覚えてなかったんだ。ごめん」という返事が。
そう、彼は私の誕生日を覚えてくれていなかったのです。その事実に直面した私は、悲しい気持ちになり、涙が止まらなくなってしまいました。そしてその日を境に、私は彼と少し距離を置くこととなったのです。
ただ、「このままではいけないな」という思いもあり、彼に連絡をし、会うことにしました。彼の第一声は「誕生日はごめんなさい」という言葉。私も過度に期待をしすぎてしまっていた……と思っていたところもあったので、仲直りできるかなと言葉をかけようとすると……。
彼は笑いながら「祝おうと思ったけど、日にちを忘れたって言ったら怒るでしょ? だからやめたんだ」と言ったのです。まさかの開き直りにも聞こえる言葉に、私はショックでした。
彼のように、記念日に関心がない方もいるかもしれません。ただ、私にとって恋人同士の記念日でもある誕生日はとても大切なものでした。私も祝いたいし、相手にも祝ってほしいと思っていたのです。彼とはその価値観が合わず、最終的には関係は終わってしまいました。もちろん、私も過度に期待をしすぎてしまっていたと思います。
恋愛においては、必要以上に相手に期待しすぎないことが、うまく付き合っていくためのコツなのかもしれないと実感した出来事でした。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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