亡き姉の部屋からは大量のクレカが

数年前、実の姉が急死しました。姉の最期は堕落した生活だったようで、借金は1000万円近くにもなっていました。部屋からはクレジットカードも10枚ほど出てきて、もう把握できないほどになっていました。
姉は月に10万円ほどウーバーイーツに使っていたようです。そして、家の中には物欲を抑えきれずに購入したと思われる品物であふれていました。
残された私が姉の生活を見て思ったのは、「自分はいいよね、好きなことをして好きなだけ食べてあっけなく死んでいったんだから……」ということ。そしてアリとキリギリスの物語を思い出しました。
この経験から残された人が困らないように、どんぶり勘定だったわが家の家計を見直しました。これにより、自分や夫が把握できていなかったお金の流れがわかり、節約につながるようになりました。
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姉の突然の死とその生活態度が家計見直しのきっかけとなり、節約を意識する生活に変わりました。この経験は子どもたちにも伝え、家計管理の重要性を教えています。
著者:佐藤仁和子/40代女性・主婦
イラスト/Ru
夫の恐怖心が招いた40万円の詐欺被害

ある日、夫が少しおびえた表情で私に携帯を見せてきました。そこには、「会費の未払いがあります。至急こちらにご連絡ください」という内容のメールが。夫によると、こっそりアダルトサイトを見た後にこのメールが来たと言うのです。
私はすぐに怪しいと感じ、「そのメール、詐欺かもしれないから電話しないほうがいいよ」と夫に言いました。当時、未払いの会費を理由に高額な金銭を要求する詐欺が多発しているという話を耳にしていたからです。
しかし、夫は不安でいっぱいでメールに書かれていた番号に電話をかけてしまいました。電話の相手は、夫に40万円もの未払いがあると告げたそうです。
私は止めたのですが、夫は「もし家族に何かあったら……」と恐怖に駆られ、結局お金を振り込んでしまいました。後になって、「やっぱり払わなくてよかったんじゃない?」と私は夫に言いましたが、もう遅すぎました。
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それ以来、夫はアダルトサイトを見なくなった様子です。そして私たち夫婦は、「怪しい話にはすぐに飛び込まない」「何か起こったら必ずお互いに相談する」というルールを決めました。この経験を通して、私たちの絆は以前よりも深まった気がします。
著者:戸塚まり/40代女性・主婦
イラスト/まげよ
夫には絶対言えない!FXで借金

以前、不労所得(働かずに得られる収入)を得たいと思い、FX(外国為替証拠金取引:通貨の売買による差額で利益を狙う取引)に挑戦したことがあります。
あくまで自分のお金の範囲内でやっていたつもりでしたが、気付いたら生活費にも手を出してしまい、結果として40万円を失うことになりました。本当に愚かなことをしてしまったと思います。
その後、夫に気付かれないように必死に働いてなんとか通帳の残高を元に戻しましたが、その努力が体に負担をかけてしまい、一時的に働けなくなるほど疲れてしまいました。この経験を通して、私にはFXは向いていないと痛感。今は働くことの大切さや、自分にとってのリスク管理の重要性を改めて感じています。
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メディアでは「簡単に月に250万円稼げる!」と宣伝する広告を見かけることがありますが、あのような情報をうのみにしてしまったのも、今思えば浅はかだったなと思います。もちろん、成功する人もいるのかもしれませんが、私には難しかったです。
著者:美肌もも/40代女性・パート
イラスト/きょこ
まとめ
お金で手痛い失敗をすると、心にも家計にも大きなダメージが残ります。しかし、その経験を成長の糧(かて)にできれば、きっと無駄にはなりません。ちまたにあふれるマネー情報も千差万別ですから、厳しい目でチェックしたいものです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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