低月齢の頃はママも赤ちゃん授乳に不慣れなため、母乳の出が悪かったり思ったように吸ってもらえないことが多いものです。そんな時やって欲しいのが乳輪のマッサージです。毎日行うことで、赤ちゃんが吸いやすく柔らかい乳首になるそうです。急にぐんぐん飲んでくれるようになる子もいるとか。そこで、簡単にできるおっぱいマッサージの仕方を助産師に相談コーナーでおなじみの宮川さんに教えてもらいました。
乳輪マッサージの手順
1.乳輪の外側に指をあて、奥に向かって圧迫します
2.そのまま奥で指同士をゆっくりと合わせます。これを角度を変え、繰り返します
3.1〜2の動作をゆっくりと続けていると、次第に張りがとれ、乳輪にシワができるくらい柔らかくなります
4.乳頭に母乳が出てきたら、終わりにして直母であげましょう!
乳輪マッサージのメリットは?
①赤ちゃんが吸いつきやすくなります
②吸い疲れを防ぎます
③硬いままだと口がすべってしまいますが、柔らかいと深く吸いついてくれます
④哺乳痛や傷の予防になります
⑤哺乳量が増えます
授乳について悩んでいるママはとても多いと思います。最近飲みが悪いな〜と感じたら、まずはこちらを試してみてください。良い方向に変化してくれたらいいですね。
次回は赤ちゃんがおっぱいをゴクゴク飲めるようになる、授乳の姿勢についてをお届けします。おっぱいの大きさによって飲ませ方が違うんですよ。ちょっとしたコツを覚えるだけで、ゴクゴク飲めるようになっちゃうかも! お楽しみに!

監修者
助産師 宮川めぐみ
特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ
2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。2013年に退職後パリで数カ月過ごし、自分自身と向き合う。大切にしていきたいことなどに気づいて「lier」を立ち上げ、個人の活動を開始する。現在、東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
*ベビーウェアリングコンシェルジュとは、親子ともに安全で快適な抱っこやおんぶを指導します。素手だけでなく、各種道具(子守帯)を使っても実現できるように指導できる技術を有しており、専門の教育を受けた者です。世界中には60以上のベビーウェアリング・スクールが開設されています。日本ではだっことおんぶの研究所が主催する養成講座のみがベビーウェアリング・スクールとしてカウントされています。
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