和食シェフが伝授する簡単秋レシピとは?
今回挑戦するのは、テレビ東京『ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜』で、料理人・笠原将弘さんが紹介した「さつまいものガーリック炒め」です。
材料欄に並ぶのは、組み合わせたときに味の想像がつかない食材だらけ。しかし、一口食べると思わず箸が止まらなくなる、笠原シェフ流の仕掛けが隠されていました。
秋の味覚をたっぷりと堪能したい方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
笠原将弘さん「さつまいものガーリック炒め」のレシピ
材料(2人分)
・さつまいも(Lサイズ)…1本
・万能ねぎ…適量
・ニンニク…2片
・塩昆布…10g
・塩…水の量に対して3%
・バター…15g
作り方①さつまいもを切る
さつまいもは、皮付きのままよく洗います。縦半分にして、1cm幅に切りましょう。
作り方②さつまいもを塩水につける
切ったさつまいもを塩水につけます。3%の食塩水を作るので、500mlの水に対して、15g(大さじ1強)の塩を入れました。
アクが抜けるだけでなく、加熱した際に色がきれいに仕上がる効果もあるのだそうです。
作り方③万能ねぎとニンニクを切る
万能ねぎは小口切りにして、ニンニクは粗みじん切りにしておきます。
作り方④さつまいもを加熱する
さつまいもの水気を切り、耐熱皿に移してラップをかけます。600Wの電子レンジで3分加熱します。
さつまいもが黄色くなり、竹串が刺さったらOKです。
作り方⑤バターでニンニクを炒める
フライパンを火にかけ、熱くなる前にバターとニンニクを入れて香りを立たせます。
火加減は、バターとニンニクが焦げないように、弱めの中火で加熱しました。
作り方⑥さつまいもを炒める
⑤のフライパンに、④のさつまいもを入れて、炒めましょう。
作り方⑦塩昆布を加える
塩昆布を加えて、さらに炒めます。
作り方⑧盛り付ける
盛り付けて、万能ねぎをかけたら完成です!
【実食】秋にぴったりの一皿を堪能
早速いただきましょう!
「さつまいもは、ご飯のおかずになるもんか」とぬかしていた私ですが、さつまいものガーリック炒めを食べた瞬間に考えが変わりました。
それはもう、手首が2周ほどしそうな勢いの手のひら返し(グキィィィ!)。
さつまいものほっこりとした甘みに、塩昆布の旨みとガーリックバター風味が合わさることで、ご飯の進む味わいに仕上がっているんです。
また、最後に散らした万能ねぎが、甘じょっぱい味わいに小粋なアクセントを添えて、口に運ぶたびに爽やかな風味がふわり。
これは、お箸が止まりません。
温かいうちに食べると、ホクホク食感が楽しめるだけでなく、ニンニクとバターの香りがより引き立つので、できたてがおすすめです。
次の日に食べようと取っておいたところ、塩昆布の色がさつまいもに滲んでマーブル模様になってしまい……言葉を選ぶ仕上がりに。
電子レンジのガラスに映った自分の顔をふと見ると、座った場所が濡れていたときのような何とも言えない表情をしていました。
味がよく馴染んでいてむしろ美味しかったのですが、見た目も重視したい派の方は、作ったらすぐに召し上がってくださいね。
私は、できたてを思い浮かべながら薄目で食べましたよ。
さつまいものガーリック炒めを勝手にアレンジしてみた!
さつまいもメインだと重たいかも?という方は、お好みの具材を入れてアレンジするのもおすすめです。
今回は、ベーコンとエリンギを追加してみました。
一度に具材を投入したところ、ベーコンはカリッと焼きたい……大きく切ったエリンギに火が通っていないかも?ニンニクが焦げる!とてんやわんや。
入れる具材によっては、それぞれに火を通してから仕上げに炒め合わせても良いですね。
食べてみると、ベーコンの旨みがさつまいもの表面によくしみ込んでいて、さらにご飯に合う味わいに。
ジャーマンポテトをほんのり甘く&旨み要素をプラスした感じで、黒こしょうをしっかり振ると、おつまみにもぴったりでした。
ウインナーや豚肉、玉ねぎなども合いそうなので、お好みの具材を使って、アレンジもお楽しみくださいね。
今年の秋はさつまいものおかずに挑戦してみよう!
甘じょっぱい味わいがクセになるさつまいものガーリック炒めは、リピート間違いなしの美味しさでした。
秋になると、さつまいもをよく買うけれど、焼くか蒸すかになりがち……という方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。