絶品「カツラーメン」がいただける、老舗ラーメン店「山金」
▲写真提供:山金岡山店
1947年に新見で創業した老舗ラーメン店「山金」。
約80年の歴史を重ね、現在は岡山県内に3店舗(新見店・岡山店・久世店)を展開する地域の名店です(2025年9月現在)。
私が初めて山金の暖簾をくぐったのは、今から24年前の新見店でした。あの日出会った「カツラーメン」の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。
そのあまりの美味しさに、新見方面を訪れる際の必須スポットに!2006年に岡山店がオープンしてからは、さらに気軽に通えるようになりました。
店内は家族連れにも優しい仕様
今回は、岡山店で取材させていただきました。
店内には、一人でも気軽に座れるカウンター席のほか、家族連れや友人同士でも利用しやすいテーブル席があり、幅広いお客様にとって訪れやすい空間となっています。
なお、写真には写っていませんが、もう一卓テーブル席があります。
店内奥には座敷席も完備されていて、グループでの利用や、小さなお子様連れでも安心。
足を伸ばしてリラックスし、会話を楽しみながら食事ができます。
なかなか見ないラインナップに迷う
私の大好きな「カツラーメン」をはじめ、「たい焼きラーメン餡じゃない」「じゃこカツラーメン」「たこ焼きラーメン」「から揚げラーメン」など、一風変わったメニューに、初めて訪れた方は迷ってしまうのではないでしょうか。
私はいつも、迷いなく「カツラーメン」か「中華そば」をいただくのですが、こうして改めてメニューを見てみると驚きのラインナップですよね(笑)。
いちおしは「カツラーメン」
名前の通り、ラーメンの上にドーンとトンカツが載っています。さらに、ネギ・かまぼこ・メンマというシンプルながらもバランスの良いトッピングが加わり、食欲をそそります……!
写真では「味が濃いのかな?」と思うかもしれませんが、スープは透き通っていて意外にもあっさり。とはいえ旨味はしっかり感じられ、ついつい飲み干したくなる美味しさです。
トンカツは薄めながらもサイズは大きめ! まずは1~2切れ、そのまま食べるのがおすすめ。カリッと感を残しつつ、スープを少し吸ったトンカツは格別です。
しかも最後まで衣が崩れることなく、美味しくいただけますのでご安心を。こってり派の方は少し残しておくと、脂がスープに溶け出して好みの味に変化していきます。
麺は中太ストレート。しっかりとスープが絡み、一口食べれば「このスープにはこの麺しかない!」と納得するはずです。
王道の美味しさ「中華そば」
▲写真提供:山金岡山店
シンプルな見た目に込められた、職人の技と長年培われた味の深さが光る中華そば。
ちなみに、夫は中華そばが一番好きで、「チャーシューがすごく食べやすい」と絶賛。
派手さはありませんが、飽きのこない安定した美味しさで、地元の常連さんに長年愛され続ける理由がよくわかります。
ユニークなラーメンも色々
▲左:「たい焼きラーメン餡じゃない」右:「から揚げラーメン」、写真提供:山金岡山店
ネーミングも、見た目もインパクト抜群の「たい焼きラーメン餡じゃない」。SNSでも話題になりやすいビジュアルで人気の一杯です。
名前の通り、たい焼きがトッピングされていて遊び心満載。甘い餡の入ったたい焼きではなく、スープにしっかり合うものになっています。
中身を知っていますが……食べてからのお楽しみ!
夫は、たい焼きも、から揚げも、じゃこカツも、たこ焼きも食べたことがあるそうです(いつの間に!!)。
その日のお腹の気分で選ぶときっと楽しいですね。
全国配送が可能なので自宅で楽しめる
山金の美味しさは、店内だけでなくご自宅でも楽しめます。 全国への発送サービスもあり、子どもの頃から山金ファンのお子さんへ、毎年贈っている方もいるそうです。
配送メニューは「中華そば」と「チャーシュー麺」のみですが、「食べてみたい!」と思った県外の方はぜひお取り寄せしてみてください(ご注文はお電話にて)。年末は「年越しそば」として山金の中華そばを選ぶ方も多く、注文が集中するため、早めの予約がおすすめです。
一度味わえば、ふとしたときに思い出して「また食べたい」となる魅力あふれる山金。観光で岡山を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
◆名代中華そば 山金 岡山店
岡山県岡山市南区新保801-4
電話:086-244-3137
定休日:月曜日
※紹介した店舗・施設の情報は記事公開当時のもので、変更となる場合もございます。訪問時は事前にご確認ください