母からの言葉に驚いた…! でも確かに…
ところが退院して数日経ったころ、母から「こんなこと言うのは悪いけど……食費や光熱費も増えているし、少しは負担してくれない?」と切り出されました。初めての育児に必死で金銭面まで頭が回らなかった私は驚き、そんなにかかっているのだと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
正直、お金を求められるとは想像していなかったので戸惑いもありましたが、よく考えたら確かに実家といえどよそのお宅にお世話になっている身なので、かかったお金は返すのが道理だと納得。夫と相談し、生活費としてまとまった金額を渡すことにしました。母も安心したようで「ありがとう、これで助かるわ」と笑顔を見せてくれました。
実家を出る前には、夫と相談して改めて感謝の気持ちを込めたお礼を渡しました。
最初は複雑な心境でしたが、お互いに気持ちよく過ごすには感謝と少しの支え合いが必要なのだと実感した出来事です。
この経験から、お世話になる側も金銭面をきちんと考えることが大切だと学びました。親子でもお金に関することは遠慮せず話すべきだと強く感じています。
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里帰り出産では、慣れ親しんだ実家で過ごしたり、家族のサポートを受けたりすることで、安心して出産や育児に集中できるというメリットがありますよね。その一方で、実家側では生活費や光熱費などの現実的な負担が増えることも確かです。
親子だからこそ「言い出しにくい」「甘えてしまう」といった気持ちが生まれることもあると思いますが、「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、感謝の気持ちや少しの配慮を形にし、事前に生活費やお礼について話し合っておくと、お互いに納得した形で気持ちよく過ごせるのかもしれませんね。
著者:河野 佳奈/30代女性・会社員
2人の子どもを育てる母。夫は同い年で、4人家族。韓国ドラマにはまり韓国語を勉強中。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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