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男性が突然わが子に「人を指さすな!」さしてないのに…怒り続ける男性に、通りすがりの高校生がひと言

子どもが1歳6カ月で、指差しを覚えていろいろなことに興味を持ち始めたころのことです。ある日、私は子どもを抱っこして出かけました。子どもは、指差しをしながら何かを話していました。

わが子を怒り続ける男性…

しかし、それを見た70代くらいの男性が子どもに向かって「人に指をさすんじゃない!」といきなり怒鳴ってきたのです。子どもは悪気があったわけでも、その方に向けて指をさしたわけではないのですが、私は「すみません」と謝りました。しかしその方は納得せず、ずっと子どもに向かって怒っていました。

 

すると、そこへ通りかかった高校生の男の子がその方に「小さい子にそんなに怒っても分からないし、怖いだけですよ。それに、小さい子にムキになっておとなげないです。周りから見て、恥ずかしいですよ」と言ってくれて、男性は気まずそうに去っていきました。私も高校生にお礼を言って、その場をあとにしました。素敵な高校生だなと、うれしかったです。

 

 

この一件で、見てくれている方は見てくれているのだとわかり、救われたような気持ちになりました。自分の子もあの高校生のように人にやさしく、いい悪いがはっきりわかるような素敵な人になってほしいと感じました。

 

◇ ◇ ◇

 

お子さんが新しいことを覚えて周りの世界に興味を持ち始め、指さしをしたり、気になったものを触ろうとしたりする姿は、ママやパパにとって何よりもうれしい瞬間ですよね。

 

一方で、子どものそうした行動に違和感を覚えたり気になったりする人もいて、価値観の違いを感じさせられる場面もあります。思いがけない出来事から、周囲との距離感や接し方を考えさせられるきっかけになることもありますね。

 

きっとこちらの男性は、礼儀やマナーを大切に考える気持ちから発言されたのかもしれません。ただ、頭ごなしに怒られると、親としては驚きや戸惑いを感じてしまいますよね。

 

それでも、周囲の反応をきっかけに「子どもが少しずつ社会のルールを知っていくタイミングなんだな」と前向きに捉えることができると、気持ちが少し軽くなるかもしれません。
 

 

著者:神崎 星菜/30代女性・介護士

1歳、10歳、12歳、14歳、15歳の5人の子どもを育てる母。介護施設に勤務。

 

作画:森田家

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

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