揚げだし豆腐、簡単に作れるって本当?
日本テレビ『キユーピー3分クッキング』の中で料理研究家・大原千鶴さんが教えてくださったこのレシピでは、フライパンで少ない油で作るのだそう。
それを聞いて、ちょっと作ってみたくなりました。どんな感じだったか、レポートしていきたいと思います。
大原千鶴さん「フライパン揚げだし豆腐」のレシピ
材料(2人分)
・絹ごし豆腐(大)…1丁(400g)
・片栗粉…大さじ2
・しょうが…少々
・万能ねぎ…2本
・油…適量
【つゆ】
・だし汁…1と1/2カップ(300ml)
・淡口しょうゆ…大さじ1
・塩…ひとつまみ
【もみじおろし】
・大根…120g
・一味唐辛子…少々
1丁400gの豆腐は見つかりませんでした。写真は360gの豆腐ですが、結果的にはこれで十分。
だし汁は昆布とかつお節できちんととりました。
一味唐辛子は我が家では消費が激しく、いつの間にか赤いタイプがなくなっていました(泣)。
写真に写っているのは一味唐辛子ですが、茶色くて、ものすごく辛いものなので、今回はもみじにせず、普通の大根おろしでいこうと思います。
作り方①豆腐の水きりをし、切る
豆腐はペーパータオルに包み、10分以上おいて水きりをします。4等分にやっこに切っておきましょう。
重しをしなくても、15分程度おくと、結構な水分が出ていました。焦らず時間をかけるのは大事ですね。
作り方②薬味の準備をする
【もみじおろし】の大根は皮をむいてすりおろし、汁気を軽くきり、一味唐辛子と混ぜます。
今回は前述した通り、普通の大根おろしを準備しました。
しょうがはすりおろし、万能ねぎは小口切りにしておきましょう。
作り方③豆腐に片栗粉をまぶして揚げる
小さめのフライパンに油を入れて170℃に熱します。
豆腐に片栗粉をまぶしてフライパンに入れ、下面がかたまってきたら、返しながら2〜3分かけて全面を揚げましょう。
しっかり水きりしてあると、上手に片栗粉をまぶすことが出来ます。
半面ずつ揚げていきます。
表面がカチッとしたら反対側も。
側面も揚げていきます。小さいフライパンで十分に揚がりました。これはかなり気が楽です。
衣がカリッとし、豆腐が熱くなったらとり出し、油をきりましょう。全体的にかたまって、いい感じに揚がったのではないでしょうか。
もうちょっときつね色が欲しい気もしますが、揚げすぎると厚揚げのようになってしまうのだそうです。2〜3分で衣がカリッとしたら取り出す、とありましたので、おそらく、これで良いのでしょう。
作り方④つゆを作る
小鍋にだし汁、淡口しょうゆ、塩を入れて火にかけ、ひと煮立ちさせて火を止めます。
器に豆腐を盛り、もみじおろし、しょうがをのせ、つゆを注ぎ、万能ねぎを散らしたら完成です。
急いで食べて!
熱々の汁を注いだら、すぐに食べましょう、ということなので、早速。
はふはふと言いながらいただきます。うーん。ちゃんと出来てる。ちゃんとした揚げだし豆腐になってる。
カリッと揚げた豆腐の衣は、熱いだし汁をかけるとすぐにやわらかくくずれ、汁を含んで豆腐にからむという素敵な役割を果たすのです。この感じ、たまりません。
大根おろし、しょうが、ねぎ、という黄金トリオが欠かせないことも再確認です。
きちんととっただしの味、淡口しょうゆと塩だけの味つけが、あっさり関西風で奥深い。
これは日本酒でしょう、と慌てて冷酒を用意して、後はゆっくり、少しずついただきながら、汁まで飲み干して、ふー、満足。
きちんと作る心地よさは別格
市販のつゆを使ったり、顆粒だしを使えば、もっと簡単に作れるのですが、一度きちんと作ると戻れない気もします。やっぱり違うのよねぇ。
全ての工程が、難しくはなくとも面倒であることは確か。そして、豆腐を揚げるのもつゆを温めるのも、食べてくれる人が食卓に揃わないとスタート出来ないことも改めて認識しました。
とはいえ、それだけのことはありますね。丁寧に作った出来立てをその瞬間に味わうというのは、我ながら格別でした。
時には、こんな一品を準備する日があってもいいね、と思わせてくれた揚げだし豆腐。機会がありましたら、皆様もぜひぜひ。