突然の父の死にうろたえるカルコさん。一方、母は冷静に対応していて……。
母の気丈さが頼もしい




母はやって来た救急隊員に冷静に事情を説明していました。それとは対照的に、私は頭が現実に追いつかない状態。
そして亡くなった父が搬送されようとするとき、母はなんと亡くなった父に入れ歯をはめさせようとしました。救急隊員に断られてしまったのですが、母の気丈さを痛感。
「入れ歯がないと年寄りに見える」と母は残念がっていました。
「気づかうところ、そこかい」と笑えたのですが、これまでいろいろな人とお別れをしてきた、母でこその感覚なのかもしれません。
―――
夫を亡くしても取り乱さず、最後まで身だしなみを気にかけた母。その振る舞いは、どこかユーモラスでありながらも、夫への深い愛情が感じられます。悲しみの中でも日常を保とうとする母の強さに、カルコさんも支えられ、少しずつ現実を受け止めていったのかもしれません。
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