ぼうぜんとするカルコさんとは対照的に、気丈に振る舞う母。父の死が確認され、搬送されると、今度は警察官がやってきました。
亡くなった父親の声が聞こえてくるよう




父は自宅で亡くなったため、事件の可能性もあることから警察による捜査がおこなわれました。片付いていない冷蔵庫の中まで見られたのは、恥ずかしかったのですが……。
事情聴取も終わると、ようやく気持ちが落ち着いてきました。
そのとき、ふと飼い猫が空中を見上げているのに気付きました。猫が何もないところをじっと見ていることはよくあります。
けれどあの瞬間は、父が「あれ? わし死んだの?」とポカンとしているのではないかと、確信めいたものがありました。
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カルコさんが父の死を信じられなかったように、亡くなった本人も「死んだの?」と驚いているのかもしれません。カルコさんが感じた父の気配はたしかにそこにあったのでしょう。
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