義母に台所の手伝いを申し出るも断られ…


35歳の友人は、義実家に帰省するにあたり、周囲から「義実家では、自分から手伝ったほうがいいよ」とアドバイスされていました。友人はそのつもりで、子どもは夫に任せ、義母に何か手伝えることはないか尋ねます。
しかし、義母は「そんないいのに。わざわざありがとうね。狭い台所だし、散らかっているから正直入ってほしくないのよ」と話し、「そうね、和室に箸と皿とかひと通り置いてるから、並べてもらえると助かるわ」と頼んだそうです。
「わかりました!」と、義母の意向をくんだ友人。その間も義母は、せかせかと台所と和室を行き来しているのに、未婚の義姉妹はおかまいなしにソファでスマホを見ていました。友人は「忙しそうだから手伝ったらいいのに」と思いつつも、義母にもう一度手伝いを申し出たそうです。それでも義母は「ありがとうね。子どもたちとゆっくりしてて」と言うので、息子である夫に経緯を話し、義母をサポートするよう頼みました。
義母と夫が給仕…「嫁が動かんか!」と非難
夫は「わかった! 気づかいありがとう」と、義母を手伝い始めます。夫が来たことで義母の表情も心なしか柔らかくなり、ホッとした友人。食卓に料理が並び、親戚一同の食事会が始まりました。
和やかな時間が流れる中、お酒がだいぶ進んだ親戚が友人に話しかけます。「Aさん(友人)、Bさん(義母)の手伝いをしたか? BさんとC君(夫)が料理を運んでいたようだが」と聞いてきたのです。すかさず夫が、「母ちゃんが台所に入ってほしくないから俺がやったの。Aは箸とか並べてただろ」と援護してくれます。
すると「けっ、男にそんなことさせて。嫁が動かんか」と他の親戚が口を挟んできたのです。さらに、何もしなかった義姉と義妹も「本当よ。嫁に来たなら、子どもの世話じゃなくて、手伝うのが当たり前でしょ」と追い打ちをかけます。友人は「あなたたちはずっとスマホ見てたじゃん」と思う半面、「台所に入ってほしくないとのことだったので、和室でできる準備をしました」と答えたのです。
義母が擁護!何も手伝わない義姉妹を叱責
「そんなの真に受けたの? そう言われても、中に入って手伝うのが普通だよ。気が利かないな」と義姉はさらに責めます。友人は「あぁ、義母の社交辞令だったんだ……。忙しそうだったから台所で手伝えばよかった」と落ち込んだそうです。
すると、夫は「姉ちゃんたちはずっとスマホ見てただろ。Aに嫌みを言う前に、姉ちゃんたちが動けよ」と、友人をかばいます。しかし義姉は「嫁が動けばいいでしょう」と引きません。
そのやりとりを聞いていた義母が「みんな勘違いしてるわ」と切り出し、「社交辞令でもないし、Aちゃんはちゃんと動いてくれたから悪く言わないで。段取りが悪い私を見かねてBに頼んでくれたのよ」とみんなに説明したそうです。
続けて義姉妹へ向け「あなたたちは普段から何もしないのに、何でそんな上から目線なのかしら。がっかりよ」と、みんなの前で一喝。バツの悪そうな義姉妹は「みんなの前で責められるとか気分悪いわ」と自室に戻ったそう。義母は「私は、Aちゃんの気持ちが本当にうれしかったわ。嫌な思いをさせてごめんね」と友人に言ってくれたそうです。
まとめ
盆や正月の義実家への帰省は、いろいろと気をつかうもの。「嫁が動いて当たり前」「手伝いは不要」など、家族によって考え方はさまざまでしょう。友人の場合は、義母がかばってくれましたが、中には「社交辞令なのに」と捉える人もいるため、嫁の立場としては難しいところです。義実家と程よい距離感で付き合うには、パートナーと連携を取りながら、できる範囲で自ら動く必要があり、言葉の裏側にある本心を察することも大切だなと感じました。
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著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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