2歳児の暴走
Aちゃん親子が初めてわが家に来てくれた日、最初は楽しくみんなで遊んでいましたが子どもたちは元気度がだんだんとエスカレート。そして、長男と次男がAちゃんと2歳のAちゃんの弟くんと遊んでいたときです。イヤイヤ期真っ只で好奇心旺盛の弟くんが、うちの中を勝手に散策しだしたのです。最初は冷蔵庫のドアを、続いてクローゼットのドアを勝手にどんどん開け始めました。
関係が壊れるかもしれないけどそんなことより
「わぁ、ママたちも止めてよ」そう言って長男が、弟くんの暴走を止めながら教えてくれました。
しかし、Aちゃんママは「ごめんね、うちの子やんちゃで」と言っただけで、暴走を見て笑っているだけ。Aちゃんママは椅子に座ったまま動こうとしなかったのです。行動を制してくれると思っていたので、これには少し驚いてしまいました。
気を遣って黙っていようかと思いましたが、あまりにもモヤモヤしてしまった私。意を決してAちゃんママに「わが家にも触ってほしくないものや入ってほしくない部屋があって……。それに、何かあったら危ないから、弟くんが勝手にドアを開けたときや、家のものを勝手に触っていたときは、止めてもらってもいいかな」と伝えたのです。
伝わってよかった
Aちゃんママは、はっとした表情で「ごめんね」と言って、弟くんを抱っこして行動をやっと止めてくれました。すると、邪魔されたと思った弟くんは大泣き。その日は晴れていたので、「公園に行こうか」と提案し、みんなで外に出ることに。弟くんはみるみるうちに笑顔になって、みんなで仲良く遊ぶことができホッとひと安心。
公園でAちゃんママは「私、嫌な思いさせていることにまったく気づくことができなかったから、教えてくれてありがとうね」と言ってくれました。自分の常識を相手に押し付ける前に、きちんとしてほしいことを言葉で伝えることができてよかったなと思いました。
逆の立場になって自分たちが友だちの家に上がったときにも、知らず知らずのうちに相手が嫌がることをしてしまうことがあるかもしれません。そのときは、相手からも言葉でしてほしいことやしてほしくないことを正直に打ち明けてほしいと思っています。そのためにも小さなこともうやむやにせず、きちんと伝え合える関係をこれからも大切にしていきたいです。
著者:小川 朝美/30代女性/2015年男児・2017年男児・2019年女児の育児をしつつ、医療技術職として働くママ。子育て経験談や趣味について執筆するライターとしても活動中。電車大好きな息子たちの健忘禄として鉄道ブログも執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※生成AIを使用しています
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