旅の途中のサービスエリア
旅の道中、サービスエリアで休憩することに。トイレを済ませたあと、広場のようなスペースがあったので、子どもたちと遊んだり、お土産コーナーを見て回ったりしました。
「さあ、車に戻ろっか~」と声をかけると、長女は「うん! 私が一番に車を見つける!」と意気込んだ様子。夫は飼い犬の散歩に行っていたため、私と2歳の次女、そして長女の3人で先に車へ戻ることにしました。
次女を抱っこした私は、長女と手をつないで駐車場へ向かいました。しかし、わが家の車まであと数メートルというところで、長女は手を離して駆け出してしまいました。私もてっきりその車がわが家のものだと思い込み、後を追ったのですが……よく見ると別の車だったのです。
長女はそのままドアを開け、乗り込もうとする瞬間。私は慌ててナンバーを確認し、「やっぱり違う車だ!」と確信して猛ダッシュ。急いで長女を止め、車の中にいた方へ「間違えてしまいました! 申し訳ありません」と謝りました。幸い、すぐ近くに本物のわが家の車が止まっていたため、急いでそちらに移動しました。
長女はショックで号泣
車に乗るなり、長女は号泣。「ドアを開けたら、違うパパと子どもが乗ってたよ〜」と訴えてきました。いつもはドアの鍵が閉まっているのに、今日は開いていたから、長女はうれしくなって乗ろうとしてしまったとのこと。しかし、見知らぬ家族がいたことで大きなショックを受けてしまったのです。
普段から駐車場では手をつなぐようにしていますが、娘は車を見つけた瞬間に気持ちが先走り、手を離して走ろとしてしまいます。この一件をきっかけに、「駐車場は危ないし、同じような車もたくさんあるから、必ずママやパパと一緒に探そうね」と改めて言い聞かせました。
幸い、間違えてしまった車の方はやさしいパパと小学生の男の子たちで、長女の勘違いを笑って受け入れてくださったのが救いでした。小学3年生になった今でも、長女は当時のことを笑い話として口にすることがあり、そのたびに恥ずかしそうに笑っています。
著者:松谷えりな/30代女性・主婦。2019年生まれの息子と、2016年、2018年、2020年生まれの娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
※AI生成画像を使用しています