おかかをドサッ!なすと豚肉でご飯が進む炒め物

NHK『きょうの料理』で料理人・笠原将弘さんが紹介した「なすと豚バラ肉のおかか炒め」を作ります。
なすと豚バラを、削り節としょうゆベースで味をつけるシンプルなレシピです。
特別な材料は不要で、味付けの調味料もすべて大さじ1とわかりやすい!
削り節はケチらずに、たっぷり用意してくださいね。
笠原将弘さん「なすと豚バラ肉のおかか炒め」のレシピ

材料(2人分)
・なす…3個(300g)
・豚バラ肉(薄切り)…200g
・削り節…5g
・塩…適量
・ごま油…大さじ2
【A】
・しょうゆ…大さじ1
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
作り方①下ごしらえをする

なすはヘタを除き、1cm厚さの輪切りにします。

全体に軽く塩をふって約10分間おき、水けを紙タオルで拭き取りましょう。
ここで塩をふって出た水分を拭き取ると、アクが抜けて火の通りがよくなります。

豚肉は5cm長さに切って、塩少々をふってください。
【A】の調味料は混ぜ合わせておきましょう。
作り方②なすを焼く

フライパンにごま油を入れて中火で熱し、なすを並べます。
上下を返しながら約6分間焼いて、両面に焼き色がついたら一度取り出しましょう。
あまり動かさずに、じっくりと焼き色をつけることがポイント。
置いた場所によっては色が付かないものもありましたが、このあとまた焼くのでそのままでも大丈夫です。
作り方③豚肉を炒め、なすを戻し入れる

同じフライパンに豚肉を入れ、中火でほぐしながら炒めましょう。

火が通ったらなすを戻し入れ、約5分間炒め合わせます。
ここで豚肉の脂がなすにしみこみ、旨みとコクがアップ!

余分な油を紙タオルで拭き取りましょう。
調味料を加える前に油を拭き取ることで、味が絡みやすくなります。
作り方④仕上げる

混ぜておいた【A】を回し入れ、削り節を加えてサッと炒めます。
器に盛ってから、お好みで削り節適量(分量外)をのせたら完成です。
旨みを吸った削り節がとろとろなすと豚肉に絡む〜!

お皿に盛った時点で、湯気にのってかつおの香りがたちのぼって、もうおいしそう。
一口運べば、ガツンとしたしょうゆとごま油の風味が広がって、なすと豚肉、おかかを一緒に食べると静かに旨みが爆発!無意識のうちにご飯をパクパク……。

しっかり火を通して脂を吸ったなすは、舌の上でとろっと溶けるような食感です。
それに対して、豚肉は噛むほどにじゅわっと脂がしみ出て、カリカリに焼けた部分が食感のコントラストを生み出しています。

削り節が汁気を吸い込んでいるので常に味が濃く、薄まることがありません。
家族からは「おかかと豚肉が焼きうどんみたい」とコメントがあり、たしかにかつおの旨みが効いた雰囲気が似ている気がします。

我が家では、卵かけごはんにトッピングするアレンジが大好評。出汁の効いた濃い味わいが卵のまろやかさとマッチしてとても贅沢な気分になれました。
なすでご飯を食べるならおかかを入れて!
お馴染みの素材と調味料で作れて、失敗しない簡単レシピでした。
なすがおいしい季節のうちにぜひ作ってみてくださいね。